
ブログやSNSから商品ページへと誘導し、クリックまたは購入活動が行われたとき、管理人に報酬の一部が支払われる仕組みを「アフィリエイト」と呼びます。
そして、クラウドサービスを通じ、アフィリエイトをおこなう人も増えてきました。その代表格、クラウドワークスについて解説していきます。
目次
クラウドワークスのアフィリエイト案件とは
(出典:CrowdWorks)
クラウドワークスは、日本でトップクラスの登録者、案件数を誇るクラウドサービスです。Webライティングからデザイン、内職など、幅広いジャンルが掲載されています。
ワーカーはクラウドワークスに登録したのち、自らのスキルに合ったタスクを受注します。
納品後、品質に問題がないと確認されると報酬が受け取れるシステムです。そのほか、クライアントからワーカーをスカウトし、案件を依頼することも可能です。
クラウドワークスのアフィリエイトの特徴は、発注者側、受注者側の両方に報酬が発生する点です。
たとえば、発注者側では登録者を1人増やした時点で、成果報酬を受け取れます。受注者側の報酬も同様に登録者1人につき発生します。
クラウドワークスがおすすめの理由
アフィリエイトができるサービス、サイトは多種多様です。また、個人でアフィリエイターとして活動することもできます。そのなかでもクラウドワークスがおすすめなのは、さまざまな点でメリットがあるからです。
副業市場が伸びている
「働き方改革」の影響により、本業を持っている社会人も副業をおこなうのは一般的になってきました。また、インターネットの浸透により、誰もが簡単に副業を見つけやすい環境にあります。
そのような時流では、手軽に登録できて、検索機能も優れているクラウドサービスは、ネットユーザーを勧誘しやすいサイトだといえるでしょう。
クラウドサービスはその利便性によりネットユーザーからの注目度は低くはありませんでしたが、副業市場の拡大で今後さらに登録者は増えていくと予想されており、アフィリエイト向きの環境が整っています。
無料会員登録のハードルが低い
アフィリエイトは「成果の条件」が非常に重要です。「高額商品の購入」「一定数のサイト登録」など、条件のハードルが高いとアフィリエイトで成功するのは難しいといえます。
一方、クラウドワークスの成果の発生条件は会員登録があった時点です。さらに、クラウドワークスは無料会員登録制なので、CVハードルが低い傾向にあります。
また、日本最大級のクラウドソーシングサイトであるクラウドワークスは知名度の高さも魅力です。信頼性の観点からもユーザーを集めやすいといえるでしょう。
クラウドワークスの報酬や成果発生・確定条件
アフィリエイトの報酬は、1ワーカー登録につき120円です。この単価は飛びぬけて高いわけではないものの、十分に相場を踏まえているといえます。
また、アフィリエイトの質が高ければ、短期間で大量の登録者を生み出すことも夢ではありません。決して条件は悪くないといえるでしょう。
さらに、クラウドワークスのアフィリエイトでは、成果発生条件が、「ユーザー会員登録」に絞られています。もしも登録したあとで、そのユーザーがまったく活動しなかったとしても報酬がもらえます。
とにかくクラウドワークスの魅力を伝え、「無料なら登録してもよい」と思わせられるかが肝心です。
クラウドワークスのターゲット
アフィリエイトにおいて大切な心構えは、どのターゲット層に何を訴求するかです。いかに魅力的なコンテンツを作成しても、ターゲット層からずれていては意味がありません。
クラウドワークスへの需要を知ったうえで、アフィリエイトに生かしましょう。
フリーランスワーカー
主なターゲットになりえるのはフリーランスワーカーです。すなわち、特定の組織に属さず、自分で仕事を募集している人たちです。彼らは単なる収入源としてクラウドワークスを利用するわけではありません。
駆け出しのフリーランスの傾向として、できるだけ多くの実績を積み上げたいと考えている方が多いです。また、簡単な仕事をとりあえずやってみて、フリーランスに慣れておきたいと思っている人もいるでしょう。
特に、クラウドワークスのワーカーは単価の安い案件が多いため、報酬を多く稼ぐことよりも案件を多く手がけてクライアントとの接点を作ることを優先する傾向にあります。
こうしたフリーランスワーカーの需要に応えられれば、アフィリエイトも成功しやすくなるでしょう。
業務委託で仕事を依頼したい人または企業
業務を発注する側でいえば、業務委託での働き手を探している人がメインターゲットです。あるいは、手軽に大量のコンテンツを作成したいと考えている企業となるでしょう。
いずれにせよ、企業自ら働き手を探すのはたいへんな手間です。とはいえ、就職サイトや転職サイトで募集をかければ、かなりのコストが発生してしまいます。
クラウドワークスは低予算で多くの労働力を集めたいときにぴったりのサービスなのです。
ただ、クラウドワークスは発注者側の成約単価も受注者側の120円と同等なので、費用対効果は悪いといえます。
発注者側のユーザーは数が圧倒的に少ないため、アフィリエイトにおいて発注者側への訴求はあまりおすすめできません。
発注者側よりも、受注者側へ訴求できる記事を執筆するほうがよいでしょう。
クラウドワークスのアフィリエイトができるASP
アフィリエイトを始める場合、クラウドワークスではA8.netのみでしか提携できません。A8.netは審査に合格すれば利用できるようになるASPですが、審査の基準はそれほど高くありません。
ユーザーに不審な点、登録内容に不足がなければ、まず通過できます。
A8.netに登録したあとは、「CTA(Call To Action)」を設置するのが基本です。CTAとは、ネットユーザーがサイトを訪問したとき、具体的な消費活動に転じるための要素を意味します。
アフィリエイトでは特に、ユーザーが資料請求や会員登録などのアクションを起こしてくれなければ利益につながりません。CTAは、これらへの誘導を担います。
具体的には、「資料請求」「クラウドワークスはこちら」などのボタンをサイト内に設置する機能などを指します。
ユーザーがコンテンツ内の情報によって、クラウドワークスに興味を持ったところで有効に活用すれば、アフィリエイトの成約率は向上します。
CTAを設置するポイントは、Webページのヘッダーやフッターなど、基本的にはユーザーの目につきやすい部分です。
CTAを設ければ、アフィリエイター自身のサイトから、クラウドワークスへと直接、訪問者をジャンプさせられます。
最もクラウドワークスに関心を示している最中に、会員登録へ誘導できるのは大きなメリットです。そして、どこに、どのようなタイミングでCTAを用意するかがアフィリエイターの腕の見せ所となるでしょう。
最後に
副業の規制緩和により、「副業を始めたい」と考えている人が増えている以上、クラウドワークスへの需要は確実に高まっています。
そして、アフィリエイトをおこなうなら、ネットユーザーの考えを先読みしながら準備を進めなくてはなりません。そのためには、ターゲット層の傾向をしっかり調べておきましょう。
そして、彼らがどのような情報を知りたがっているのかを踏まえ、コンテンツを作成します。
クラウドワークスは決して成果報酬が高くありませんが、知名度が高く、成果条件である無料会員登録へのハードルが低いので、初心者でも始めやすい、アフィリエイト案件であるといえるでしょう。
