
アフィリエイトの手法の1つである「ペラサイト」の特徴や、どのように運用すれば収益をあげやすいかポイントをまとめて紹介します。一般的なアフィリエイトと比べて、ペラサイトは初心者でも挑戦しやすいポイントがあります。
ペラサイトのメリットとデメリット
ペラサイトとは、1ページの記事しかないペラペラのサイトのことです。通常は1サイトごとに1つのドメインを用意して運営します。
「1ページしかない」と書くと、記事をたくさん集めたサイトと比べ、簡単に作成できるように聞こえるかもしれませんが、必ずしもそうとは言えません。ペラサイトの運営は、たったの1ページでライバルと勝負し、成果を上げる必要があることから、それなりのスキルが必要です。
ペラサイトは記事をたくさん詰め込んだサイトと比べるとSEO的に不利なので、ライバルが少なくかつ稼げそうなキーワードを的確に選ぶことが重要になります。
また上位表示してもらえるだけの内容・文章量を1ページに詰め込みつつ、訪問者に読んでもらえるような構成やコピーを作らなくてはなりません。その上で、成果をあげるためのライティングのスキルが求められます。
ペラサイトでアフィリエイトをする場合、たくさんのサイトを量産することが多いです。中には数百を超えるペラサイトを運営するアフィリエイターもいます。
それではペラサイトを運営するメリット・デメリットにはどんなことがあげられるでしょうか。以下、それぞれみていきましょう。
メリット
ペラサイトで勝負するメリットとして、まず各サイトを作りこむ時間が短くてすむことがあげられます。
たくさんのコンテンツを詰め込んだサイトと比べ、1つの記事だけで完結しているので、いくらでも作り直せます。そのためアフィリエイト初心者の方でも、比較的挑戦しやすい手法と言えるでしょう。
そのほかペラサイトは、収益性が格段に高くなりやすいのも注目すべきメリットです。
一般的なアフィリエイト用のサイトでは、集客のために、直接収益にはつながらないお役立ち情報をまとめた記事も多く作ることになります。
一方でペラサイトは成約を目的にした記事のみを用意すればよいので、サイト自体の成約率は高くなります。
デメリット
ペラサイトでアフィリエイトをするデメリットとしてあげられるのは、サイトの管理に手間がかかることです。
収益を高めるためにはペラサイトを量産する必要があり、結果的にその分のドメインやサイトの管理負担が増えることになります。
ペラサイトを量産しても、その全てが成功するわけではないので、収益を上げられない無駄なサイトが増えることもデメリットです。1つ1つの失敗にあまりこだわらず、アフィリエイト全体としてどれだけ収益をあげるか考える必要があるでしょう。
また、たった1つの記事で成果を上げる必要があることから、そのために必要な情報を盛り込まないと上位表示が難しいというデメリットもあります。
数十・数百の記事を抱えるライバルサイトに、1つの記事だけで挑むわけですから、ペラサイトの記事作りは細心の注意と労力が求められます。
他のサイトとの違い
ペラサイトに対して、1つのサイトに品質の良い記事を蓄積していくことで検索上位を狙う方法を「コンテンツSEO」と呼びます。
ペラサイトと、コンテンツSEOをするほかのサイトとの大きな違いは、ペラサイトが「サイトを量産」するのに対し、コンテンツSEOは「質の高い記事を量産する」ことです。
そのためペラサイトではサイトの数だけドメイン費用がかかり、コンテンツSEOでは記事を作る手間がかかることになります。
またサイト単体でみるとコンテンツSEOの方が安定的に収益を上げやすいのに比べ、サイト自体を量産するペラサイトは「ハマれば収益が上がる」特性を持ちます。
言い方をかえると、ハマるコツさえ知っておけば、ペラサイトでもコンテンツSEOでも収益を上げられるということです。
稼げるペラサイトを作るコツ
コンテンツSEOと比べ、ペラサイトは1記事しか作成しないからこそ、その記事の品質を高める必要があります。それでは具体的に、どんなポイントに気を付ければよいでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
商品選定とキーワード選定
ペラサイトで成功する基本的なコツは、まずユーザーが情報を求めているであろう商品を選ぶことです。
必要とする人が少ないような商品は、ターゲットを確実に定めて勝負するペラサイトには向いていません。
ただ商品選定以上に重要なのがキーワードの選定です。キーワードはライバルが少ないものの、一定の需要はあるニッチなものを選びます。1記事しかないペラサイトは、SEO的にライバルの多いキーワードで正面から戦うのは不利だからです。
たとえばペラサイトでは「商品名+口コミ」「商品名+最安値」のように、誰もが検索すると想定されるようなキーワードは向きません。これらと比べ検索数こそ少ないものの、確実に検索されるだろうキーワードを選出します。
その方法としてあげられるのは、Googleの「関連キーワード」の活用です。Googleで検索をかけると、下の方に「関連する検索キーワード」が表示されます。
これは、文字通り、最初に検索したキーワードに関連性が強く、検索数が比較的多いキーワードの組み合わせのことです。このなかからライバルが少ないと想定され、かつ需要があるものを選ぶと良いでしょう。
サイト作成
まずドメインに関してですが、SEOに強い独自ドメインをおすすめします。その分コストがかかり、管理も必要になりますが、無料ブログを使うよりもSEO的に有利なのでおすすめです。
仮に無料ブログを使う場合、せっかく検索上位にあがっても、後から登場したサイトに抜かれやすくなってしまいます。なお独自ドメインであれば、必ずしも高額な種類を選ぶ必要はありません。
レンタルサーバーについては、1つのサーバーでたくさんの独自ドメインが使える「マルチドメイン無制限」対応のサービスを選びましょう。
また無料で独自SSLに対応できるサービスもおすすめです。SSLを使ったサイトの方が、SEO的には有利になります。
WordPressを使ってペラサイトを運営するなら、WordPressの自動インストール機能を備えたサービスを選ぶとよいでしょう。大量サイトを運営する負担が軽減されます。
独自ドメインとレンタルサーバーが用意できたら、いよいよホームページ作りにとりかかります。ペラサイトを立ち上げるにあたり、重要なのはサイトのタイトルです。
必ず人目を引くような魅力的なタイトルを付けましょう。もちろんタイトルには、ターゲットとなるキーワードを盛り込みます。
タイトルはSEO的には長過ぎてもよくありません。28~32文字におさめるよう心がけましょう。自分が対象の商品の情報を探す立場になったときに、「みてみたいな」と思えるタイトルにするのがコツです。
コンテンツ作成
タイトルまで決まったら、コンテンツを作成します。どのような情報を掲載し、どのくらいのボリュームで作ればよいかは、狙っているキーワードで上位に表示されたサイトや広告主のランディングページを参考にすると分かりやすいでしょう。
そのキーワードで検索してくれるユーザーのニーズはどこにあるのか、どんな情報を知りたがっているのか、それらのサイトが参考になるはずです。
また記事を作るときには、「導入文→本文→補足→まとめ」という基本的な構成を覚えておくと作りやすいでしょう。
導入文では対象の商品について簡単に紹介し、その商品にあわせるキーワードに関連した疑問を提示しておきます。
そうしてその疑問について、本文で答えるようにしましょう。このとき、結論は本文の最初にもってくるのがおすすめです。
インターネットで情報を探しているユーザーはせっかちなので、興味のないサイトはすぐに離脱してしまいます。最初に結論をもってくることで、そんなユーザーの気を引くことができるわけです。
次に本文に対する簡単な補足情報を追記します。その商品を買うか迷っている人にとっては興味深い、ユーザーの口コミなどをのせてもよいです。
最後の「まとめ」には、その記事で書きたかった結論をシンプルに書きます。中には「まとめ」から先に読んで、「興味がある内容だな」と感じたら本文を読むといったユーザーもいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ペラサイトもユーザーのためになる情報を基本に沿って作成していくことに尽きますね。
なお作業のコツをつかんだら、記事の執筆についてはクラウドソーシングで外注するのもおすすめです。
自分一人で書くより、大量の記事を手間なく集めることができます。ただ、その際に的確に指示を出せるように、はじめのうちは自分で記事を作るとよいでしょう。
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(画像はpixabayより)
