
アフィリエイトといえば、ブログやサイトの広告をクリックして商品やサービスが購入、申込みされると報酬が広告掲載者であるアフィリエイターに入るという仕組みです。
アフィリエイトはその広告の成果によって報酬が支払われるので、成果報酬型広告と呼ばれています。
企業によって提供される商品やサービスも数え切れないほどあり、1円単位で報酬が発生する案件や1万円を超える報酬をもらえるような魅力的な高額案件まで多種多様です。
今回は、その高単価のサービス系アフィリエイト商材について解説していきます。
目次
サービス系アフィリエイト商材とは?
サービス系アフィリエイト商材は、商品とは異なり一般的に「モノ」そのものではなく、経験や体験機会であったり、「モノ」を通じて得られる利益であったりします。
一例を挙げると、クレジットカードやキャッシングの申込みやSIMフリースマホの契約申込み、英会話教室・音楽教室など教育系教室への参加申込み、合宿免許の申込み、就職や転職系などがあります。
商品であれば購入してもらえれば報酬を得られますが、こういったサービスの場合、一体どの時点で報酬がもらえるようになるのでしょう?
どの段階で報酬が発生するの?
資料請求や会員登録した時点で報酬が発生するものから、契約を申し込む、または申し込んだ契約が審査を通過した段階で報酬が発生するものがあり、広告主によって様々な報酬条件があります。
傾向としては報酬単価の高いものほど、成約まで達する確率が低いのも特徴です。
クレジットカードやキャッシングは申し込むと必ず審査があるので、それらの広告に申し込んだ段階で報酬が発生することはありません。
就職・転職系においては、求人サイトに無料会員登録すれば報酬が発生するものから、転職に至っては専門のエージェントに申し込んで、カウンセリングを受けて来社契約した段階で報酬になるものもあります。
教育系では、教材の資料請求やオープンキャンパスへの無料体験の申込みで報酬が発生するものから、継続的な英会話教室への参加などに関しては実際に入会した時点での報酬となるものまで多岐にわたるジャンルとなっています。
当然と言えますが、申込み後のキャンセルの場合は報酬を獲得することはできません。
サービス系商材は高単価が多い?
高単価商材は一般的に考えても高額な商品やサービスである場合が多く、中でもサービス系商材は報酬単価が1,000円を超えるような案件が多いのが特徴です。
総じて成約難易度に比例するように報酬単価も上がります。
先に挙げた例で説明します。
クレジットカードの場合、審査を通過する必要があるのでランクの高いカードになると1件で5,000円以上の報酬となることもあります。
また就職・転職系で求人サイトに会員登録すると1,000円近い報酬が出ることもあれば、エージェントへの依頼に関しては10,000円以上の報酬が発生することもしばしばあります。
教育系は老若男女と幅広い年齢層が対象で、無料体験や無料のセミナーなど多数ありますが、やはり有料サービスと比べると単価は安く設定されています。
1回の授業が数千円で最終的に10万円以上支払うような英会話教室などがありますが、これらの高額なサービスでは入会後に受講することによって10,000円以上の報酬が発生する場合もあります。
物販系のアフィリエイトなどでは1つの商品購入につき、ほとんどが数十円から高くて数百円程度の報酬なので、こうして比較するとサービス系商材はかなりの高単価であるとわかります。
高単価商材は敷居が高そう
広告をクリックするだけで報酬が発生する「クリック報酬型」とは異なり、主に契約の申込みを対象とする「成果報酬型」は難易度が高いと言えます。
とはいえ、クレジットカードの申込み、株式やFXなどの口座開設などに関しては無料で申込みができるので、支払い自体を報酬条件にしたサービスよりはハードルが下がってきます。
高単価ということは高額なサービス
難易度が高いだけでなく、ジャンルによっては高単価商材の広告を打つアフィリエイターが多いのも事実なので、競合サイトに勝てるようなサイト作りを目指さなければなりません。
一般的にも高単価商材は高額な商品やサービスが対象となるので、慎重となる消費者の購買意欲やサービス利用への好奇心をかき立てるような内容が望まれます。
高単価であるが故に多くのアフィリエイターが狙う広告案件ではありますがこれからしっかりと勉強していけば、次々と新しい案件も誕生し、学んだ努力に対する費用対効果も高いものを得られることでしょう。
中でも就職・転職系を扱うアフィリエイターの数は金融系商材を扱う人の10%もいないとされており、検索上に反映されるようにブログサイトを充実させれば大きな収益も見込める狙い目と言えます。
サービス系商材を扱うには?
広告主がASPという広告代理店に広告を登録し、ASPがアフィリエイト広告として配信した広告をアフィリエイターがアフィリエイトサイトに掲載しています。
ASPは「Affiliate Service Provider」(アフィリエイト サービス プロバイダー)のことで、イニシャルをとって一般的に略称で呼ばれます。
そしてアフィリエイターはASPに登録して、数ある商材の中から商品やサービスを選択するのです。
ASPに登録しよう
一口にASPといっても、提携している企業(広告主)が違えば扱う商材も様々で、初めて利用されるかたはどのASPに登録すべきか悩まれると思いますので、いくつか例を挙げて説明していきます。
【A8.net】ASP業界最大手
【A8.net】は2000年から始まり、現在では200万人以上のアフィリエイターが登録しており、取り扱う案件数も20,000件に迫る勢いです。
不動産や金融・投資系、健康や美容関連はもちろん、教育系や就職・転職系、ネットサービスなど多岐にわたる商材を抱えており、アフィリエイトを始めるならまず登録しておきたいASPです。
その規模の大きさから高単価商材も豊富に揃っており、数ある案件の中から自分に合った広告を探すことができます。
さらに優れた実績を納めることにより、特別に単価をあげてもらうことができるのも大きな特長です。
【バリューコマース アフィリエイト】ASPの先駆者
【バリューコマース アフィリエイト】は国内初のASPで、先んじてアフィリエイトサービスを配信し始めた、信頼と実績を兼ね備えたASPです。
取り扱うジャンルも【A8.net】に劣らないほど豊富にあり、アフィリエイターからも根強く信頼され続けています。
また特長的と言えるのが、アフィリエイターへのサポート力で、成果を上げるためのコツなどのノウハウを積極的にアドバイスしてもらえるのが大きな利点です。さらにアフィリエイターとしての熟練度に応じて全国各地で無料のセミナーも行っており、サイトの充実にも力を注いでいます。
高単価商材であっても充実したサポートが受けられる分、成約率アップに繋がる可能性も増えますので、【A8.net】と共に登録しておきたいASPです。
【AccessTrade】通信系・金融系などに強み
【AccessTrade】(アクセストレード)もASP業界としては老舗であり、なんと言っても通信系の案件がASPの中では群を抜いているので、近年需要が急速に高まっているSIMフリースマホなどに関する広告も多数あります。
また高単価である金融系の商材にも力を入れているので、高単価である通信系や金融系などの分野に詳しい方は【AccessTrade】への登録をおすすめします。
他にも、金融系に強い【JANet】や全ジャンル豊富な【afb】、プログラミングスクールや会計ソフトなど独自の案件も豊富な【もしもアフィリエイト】などの、高単価のサービス系商材を扱っているASPはいくつかありますので、全てのASPに登録してみるのもアリです。
中には登録時にASPや広告主からの審査のある場合がありますので、ブログやサイトの下準備をしておいた方がスムーズに登録できるはずです。
サービス系商材を紹介してみよう
アフィリエイトを始めるにあたって、自分のサイトを持つ必要があります。無料で始められるブログサイトもたくさんあるので登録して始めてみましょう。
無料の場合は制約も多いので、有料で独自のドメインを取得して運営していくことをおすすめしますが、今回はブログサイトに関しての情報は割愛します。
信頼できる情報サイト
例えばクレジットカードの申込みに関してはできるだけ詳細な情報を掲載して、そのクレジットカードのメリット・デメリットなどがすぐわかるようなサイト作りが求められます。
正確な情報から申込みの仕方や契約、カードが手元に届くまでの流れなどを記載してあげると申込み率も増えるでしょう。
SIMフリースマホに関しても、本当に大手キャリアと比べて安いのか、電波は使えるのか、通信速度は満足できるレベルなのか、などできるだけ詳細な情報が求められます。
教育系の教室案内や合宿免許の比較サイトなども、利用料金や受講開始から終了までの期間、サイトからの申込みでの特典やお得な情報などをできるだけ詳しく盛り込んであげる必要がありますが、それらサービスの説明のみでは成約数が伸びないといった事情もあります。
高額で初めての体験は誰しも不安
英会話教室や音楽教室、合宿免許など何かを学んで技術や資格を取得するサービスの場合は、申込みや参加をしても必ずしも思い通りの結果になる訳ではないという危うさが潜んでいます。
例えば、英会話教室に参加してみたがいくつもの会話表現を繰り返し、練習をしたが実践として会話する自信はないなど参加してみなければわからない情報がたくさんあります。
まして合宿免許は20万前後からそれ以上の大きな金額を支払うことになるので、選択の際に慎重になるのは当たり前と言えるでしょう。
高額の案件ですから、できる限り不安を取り除いてスタートしたいでしょうし、金額に見合う結果を得たい、という気持ちに応えられるような紹介の仕方が求められます。
例えば、「受動型の授業形式ではなく、応用表現を兼ねた参加型実践プログラムだったので話すのが苦手だったが、英語が自然と口をついて出るようになりました」、という英語学習には必須の実践形式を取り入れた授業であることがわかるような実際の体験談などを紹介してみると効果的です。
また、「初めて車を運転するのでとても緊張していたが、フランクな教官だったので肩の力を抜いて講習に取り組むことができた」、と参加してよかったと思えるような体験談があれば、広告を見た人も「これなら参加してみてもいいかも」と思うでしょう。
ただ人によってサービスに対する思いや受け取り方も違うため注意が必要です。
優しさや親切に重点を置く人もいれば、体験内容の濃さや深さを重視する人もいます。
サービスは提供者によって、十人十色の個性があるので、1件毎の内容をしっかりと把握する必要があります。
まとめ
サービス系商材はクレジットカードの申込みや英会話教室、就職・転職の広告などジャンルも幅広く、報酬が1,000円以上の高単価の広告が多いのが魅力的です。
ただ報酬の高さに比例して難易度も上がるので、しっかりリサーチしてブログサイトを作り込む人に向いていると言えるでしょう。
信頼される情報サイト作り、興味をそそられるようなブログ記事を書くことが出来る方はサービス系商材の成約に繋がる可能性も上がります。
自分に合ったサービス系商材を探してアフィリエイトを始めてみてはいかがでしょうか。
(画像はイメージです)
