GOOGLE SEO

アフィリエイトサイトを運営している方にとって、SEO対策は非常に重要です。正しい施策を行っていれば、サイト訪問者が増え収益も上がります。

逆に誤った施策を行ってしまうとサイトの表示順位を落とし、結果的に訪問者が減り収益が下がることになります。そのため、SEO関連の情報をキャッチアップすることは欠かせません。

SEO関連でぜひ押さえておきたいキーワードが、「YMYL」と「E-A-T」です。

この2つのキーワードを理解することで、Googleが何を重視してコンテンツを評価しているのかがわかります。

今回は、関連する情報としてGoogleの健康アップデートについて説明するとともに、YMYLE-A-Tについて解説します。

Google健康アップデートとは?

Googleでは、検索結果を表示するための評価アルゴリズムを定期的に更新しています。

更新内容は「〇〇アップデート」という名前で公表されており、過去には低品質なコンテンツの評価を下げるパンダアップデートや不正なリンクやスパムリンクの評価を下げるペンギンアップデートなどが行われています。

 

健康アップデートとは、2017年末から適用されているアップデートのひとつです。「健康」という名前の通り、医療系、健康系のコンテンツを掲載するサイトを対象にしています。

このアップデートは他のものと違い、日本限定に行われている珍しいアップデートになります。なぜジャンル(医療・健康)や地域(日本)を限定したアップデートが実施されたのでしょうか?

 

その背景には、2016年末に起き、Web業界では大問題として取り上げられた「WELQ(ウェルク)」が影響していると考えられます。

これは当時DeNA傘下で運営していた医療・健康系キュレーションサイトのWELQが、根拠がなく信頼性が低い記事を外注ライターに依頼して量産していたことが発覚し、問題になったものです。コピペで他社の記事内容を無断登用していた点も問題になりました。

 

当時のGoogleのアルゴリズムではコンテンツの量が重視されていました。そのため記事を大量生産するような大規模サイトが高く評価され、「〇〇を食べるとガンが直る」といったような明らかに誤った内容の記事でも検索結果の上位に表示されていたのです。

この件が問題になってから該当サイトは閉鎖されました。他の類似キュレーションサイトでも閉鎖やコピーチェックなどの対応が進みました。

 

しかし、その後もSEO対策を施された信頼性が低いと思われるサイトが検索画面の上位に表示され続けるという現象は変わらなかったのです。そのような状況を背景に、2017年に国内において健康アップデートが実施されました。

これにより、医療・健康関連のサイトでは順位の大変動が起こりアフィリエイトサイトにも影響を与えました。

順位が上がったサイトの特徴

健康アップデートによって順位が上がったのは、医療従事者や専門家が提供する信頼性の高いWebサイトです。公的機関や病院の公式サイトの順位も上昇しました。

順位が下がったサイトの特徴

一方順位を下げたのは、記事を大量に生産していた信頼性のないWebサイトです。また美容系、健康食品系のブログやアフィリエイトサイトも順位を下げました。

医療関係者監修を謳っているようなサイトでも、信頼性が低いとみなされたものは同様の結果になっています。

健康アップデートとYLYMの関係

青い画面にupdate

アフィリエイトサイトを運営している方であれば、押さえておきたいキーワードが「YMYL」です。

これは、「Your Money or Your Life」の頭文字で、金融系(Money)や医療系(Life)など、人生に大きな影響を与えるコンテンツを指します。

Googleが公表している品質評価ガイドラインにYMYLが追加されたのは2013年のことです。ガイドラインでは、将来の幸福や健康、経済的安定に影響を及ぼす可能性があるコンテンツには、高い評価基準が適用されるとされています。

 

YMYLに関するコンテンツは、アフィリエイト上級者でも苦戦している人が多いです。

20193月のアップデートでも、YMYL関連で被リンクが少ないサイトなどで大きな変動があるなど定期的にアップデートによる影響が起きているジャンルでもあります。

これからアフィリエイトに挑戦しようとしている初心者さんの場合は、最初のジャンルとして挑戦するのは避けた方が良いかもしれません。

YMYLに該当するジャンル

では、具体的にどのようなジャンルがYMTLに該当するのでしょうか。ガイドラインでは以下のようなものが該当すると示しています。

1)重要な内容のニュース、国際的なイベント
2)選挙、法律、社会サービスなど
3)投資、税金、保険など
4)ネットショッピング関連
5)健康と安全に関するもの
6)人種、宗教、障害、年齢、国籍など特定の集団に関するもの
7)その他、フィットネスや栄養、住宅情報、大学の選択、仕事の探し方など

YMYLとは言いますが、健康、お金に関するものだけではないことに注意が必要です。

投資や仕事の探し方などは、将来的に生命や金銭に影響を与える情報として該当ジャンルに含まれています。参照元:Google 品質評価ガイドライン解説

YMYLの一部には医療・健康系のコンテンツがありますが、この部分に関して健康アップデートの対象となりました。

そのため、今後もYLYMを扱ったコンテンツを作成する際には、品質の高い記事を要求されます。

今後のSEO対策に必要な施策

検索画面にSEOのテキスト

今までは、ある程度の文字数で大量に記事を作成することがSEOに効果的だと考えられていました。そのためWELQ事件のように、たとえ信頼性が低い記事でも大量生産することに価値があったのです。

しかし、現在では量だけにこだわったサイト運営は非常に危険です。そこで重要になるのがE-A-Tになります。

これもYMYL同様、Googleが公開している品質評価ガイドラインに記載されているものです。

E-A-Tを高める


E-A-T
とは、専門知識(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字をとったものです。これらを充実させ質を高めることが重要だとGoogleは述べています。

権威性というとわかりにくいですが、大家、第一人者、といった意味合いに置き換えるといいでしょう。

日本語でも「彼は〇〇のオーソリティだから」と使われることがありますが、このジャンルであればこの人(サイト)に聞けば間違いない(信頼できる)ということです。

 

ある分野で詳しい情報を掲載していると評価されれば、検索結果も上位表示される可能性が高まります。

また前述したYMYL関連のサイトでは、信頼性は特に重要になります。信頼性を高めるためには次のような施策が有効です。

最新の情報を公開する

ユーザーは、その情報が最新のものか、いつの時点の情報かを確認します。

取り上げている内容に関して最新の情報を公開することは重要で、新しい情報が出ていたら、順次アップデートすることが望ましいです。

また記事の公開日や更新日を記載することで、その情報がいつのものなのかがわかり、さらに信頼性が高まります。

引用や参照元に注意

記事内に他サイトからの引用がある場合、どこから情報を参照したのか、参照元を正しく記載することが重要です。

これは誤った情報を公開しないためでもあり、盗用ではなく正しく引用していることを示すものでもあります。できれば信頼できる公的機関などの情報を参照すると安全です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はGoogleの健康アップデートと「YMYL」と「E-A-T」について解説しました。

集客方法が多様になっている今では、SEOは集客手法の1つとなりますが、Googleの理念を読み解く事が重要と言えますね。ぜひ参考にしてみてください。

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