Googleと虫眼鏡

副業でアフィリエイトビジネスを展開する際に、収入源となるのが広告収入です。そのなかでもGoogleAdsenseは広く知られているサービスですが、審査の基準は公開されていません。

本記事では、GoogleAdsenseの審査をパスするのに必要な知識や、審査に落ちた際の対策などについてご紹介します。

GoogleAdsenceの基礎知識

GoogleAdsenseは、アフィリエイトビジネスを運営するうえで基本となる広告のプラットフォームのひとつです。クリック課金や広告の表示回数に応じてサイト運営者に報酬が入る仕組みになっています。

さまざまな広告主がGoogleAdsenseに出稿しており、Googleのアルゴリズムによってサイトの内容やデザインに合った広告、ユーザーの趣向に合わせた広告が表示されます。そのため、サイト上で追加のデザインなどは不要で、手軽に導入できるのがメリットです。

また、サイト訪問者に合わせた広告内容のため、比較的クリックされやすいのも特徴といえます。

有益なコンテンツでユーザーを集客し、その集客力を活かして広告収入を得たいサイト運営者と、ユーザーの志向に合った広告を適切なサイトに掲載して広告効果を高めたい広告主をつなげるシステムであるといえるでしょう。

アドセンス広告の種類

GoogleAdsenseの広告には大きく分けて「自動広告」と「広告ユニット」の2種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。

①自動広告
自動広告は、20182月に開始された新しいタイプの広告で、Googleが自動でサイト上に広告を配置してくれます。

そのため、自身で記事内のどこに広告を配置するかを考えたり、実際にコードを埋め込んだりする必要がありません。モバイルの画面に合わせた広告配信も自動で行ってくれるため、手間をかけずに広告を貼ることが可能です。

②広告ユニット
広告ユニットは、自動広告とは対照的に自身でサイト上の好きな位置に広告を配置することができます。

バナーやテキストなどの広告の形も選択でき、自身でGoogleAdsenseの収益最大化の工夫を凝らす余地があるのが特徴。コードを埋め込むなどの作業が苦ではない人にはおすすめです。

広告ユニットのなかにも種類があり、画像や動画などと連動したディスプレイ広告やテキストのみの広告、ブログ記事一覧のなかに違和感なく入れ込むインフィールド広告などがあります。

GoogleAdsenceの審査を通過するには

APPROVED

手軽に広告を配信し、収益化を図れるGoogleAdsenseですが、広告を配信するには審査をパスしなければなりません。

Googleは審査基準を公開していませんが、Googleの事業を営むうえで重要視しているフィロソフィー(哲学)などから、審査通過に向けて注意すべきポイントを把握することができます。

例えば、「Google が掲げる 10 の事実」では、一部抜粋すると以下のような内容が記載されています。これは審査の準備段階でも参考になります。

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
この項目からは、ユーザー目線のサイトや記事が望ましいことが読み取れます。広告ばかりでユーザビリティが低いサイトはGoogleから評価されず、検索順位なども上がりません。GoogleAdsenseの審査でも、この観点は重要になるでしょう。

・1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
Google
は自身で「検索を行う会社」と明言しています。

もちろん、GmailGoogleマップなどさまざまなサービスがありますが、あくまで軸足は「検索」です。

Adsenseに当てはめると、テーマ特化型のブログの方が評価されやすいと捉えることができます。ただし、日記型のブログでも審査に通ったという体験談がWeb上にあるので、一概にはいえません。

しかし、Googleが会社として発信している内容は、GoogleのサービスであるGoogleAdsenseにも当てはめて考えることができます。

こちらを踏まえた上で、審査通過に重要だとされているポイントを紹介します。

アドセンスのポリシーを確認する

審査の際にポリシーに違反していないかがひとつの判断基準になるため、GoogleAdsenseのポリシーを綿密に確認することが大切です。

ポリシーでは、サイト運営者自身が広告をクリックすることを禁止する内容や、サイトのコンテンツ内容についての規定など、GoogleAdsenseを利用するうえでの指針が定められています。

ほかにも、サイト運営者としての行動だけではなく、クリックを促す不正な記載の禁止などコンテンツ内容にまで及んでいるのです。

また、Google サイト運営者に対しては禁止コンテンツ規定が設けられており、例えば知的財産権を侵害したコンテンツ、不正行為を助長する商品やサービスを扱ったコンテンツ、アダルトコンテンツなどはポリシー違反と判断されます。

審査に合格した後であっても、ポリシー違反が発覚すれば広告配信やアカウントが停止となる可能性があるため注意が必要です。

最低限達成したい文字数と記事数

運営しているサイトのボリュームも審査基準のひとつであるといわれています。

文字数や記事数の基準が明言されているわけではないので、あくまで目安として以下の内容を捉えてください。

まず、記事数については10記事から20記事程度が必要といわれています。それだけの記事数があればGoogleからサイトが認識されると考えてよいでしょう。

また、サイト運営の継続性の観点からも、最低10記事以上は蓄積されている状態が好ましいといえます。ただし、5記事でも審査に通っている例もあるので、あくまで目安として捉えてください。

一方、文字数については、1記事あたり1,000文字以上を目安にするとよいでしょう。いくら有益なコンテンツであっても、500文字程度では情報量が少なく、Googleからの評価は低くなります。

もちろん、文字数が多ければよいというわけではなく、文字数が多すぎると、文章として読みづらくGoogleからの評価を落としかねません。

ちょうどよい情報量で、なおかつサイトで扱うテーマと関連性の深い記事を量産することが大切です。

体験談を参考にする

GoogleAdsenseが公表している明確な基準がない以上、次に参考にできるのが実際に審査に合格した人の体験談です。

明確な基準が公開されていないからこそ、多くの人が自身のブログなどでAdsenseの審査に合格した体験談やコツを記事にしています。

これらの記事から、どのような内容のブログだと審査に通りやすいのか、あるいはどの程度のボリュームの記事を備えたサイトが通過したのかなど貴重な情報を手に入れることが可能です。

参考にして記事の内容やテーマを決定してもよいでしょう。

アフィリエイト広告を掲載しない

GoogleAdsenseを利用したいサイト上にアフィリエイト広告が貼られているケースがあります。

しかし、他の企業の広告が掲出されている状態ではGoogleAdsenseの審査に通らない可能性が高いとされているため、申請までにアフィリエイト広告を削除しておきましょう。

広告の内容によっては、画像やリンク先のコンテンツが不適切だとGoogleに判断されてしまうため、評価を落としかねないポイントは事前に排除しておくことが大切です。

記事を追加する

GoogleAdsenseの審査前に、記事数を増やしたりコンテンツ内容を整えたりするのも大切ですが、審査に申し込んだ後にも記事を追加していくようにしましょう。

記事を定期的に更新することで、サイト運営の更新性がGoogleに伝わり、評価されるといわれています。

GoogleAdsenseに落ちた場合の対処法

いざ、GoogleAdsenseの審査に申し込むと早ければ当日のうちに、遅いと数ヶ月後に審査の結果が返ってきます。早く結果が返ってくるほど、Googleにサイトが評価されていると判断してよいでしょう。

ここでは残念ながら審査に落ちてしまった場合の対処法をご紹介します。GoogleAdsenseの審査は年々基準が厳しくなっているともいわれており、一度で合格するとは限りません。

不合格でも、また審査にトライできるので、時間をかけてでも原因をしっかり考えて対策を練るようにしましょう。

有益な情報を盛り込む

審査を通過するには、やはりそのサイトが有益な情報を発信していると認識してもらう必要があります。いくらボリュームがある記事でも、YouTubeの内容を焼き増ししたような記事は評価されません。

完全なコピペは当然のこと、他の記事やコンテンツの引用ばかりの記事も「有益な情報」として判定されることはないでしょう。発信者が増えている時代ですから難易度は高い面はありますが、ユーザーやGoogleにとって価値のあるオリジナリティの高い情報を記事に盛り込むことが大切です。

話題になっているネタをもとに記事を書くこと自体は避けられない部分がありますが、そこに独自の視点や考えを入れるようにしましょう。

記事のボリュームを増やす

記事数や記事あたりの文字数といった「ボリューム」も審査を通過するうえで重要な指標ですが、先述の「有益な情報を盛り込む」ことを意識した記事を書いていれば、自ずとボリュームは増えていくでしょう。

いくら独自の視点の入った記事でも、内容が薄いとGoogleからは評価されません。質と量のバランスを考えて、サイト全体のボリュームを調整しましょう。

また、ボリュームが増えるほどおろそかになりがちなのが、ポリシー違反のチェックです。記事の内容がGoogleAdsenseのポリシーに反していないか、審査前に抜かりなく確認しておくと通過できる可能性が高くなります。

GoogleAdsenseの審査は、一度で合格するのはなかなか難易度が高いことですが、一度不合格になっても再挑戦できるのも事実です。

明確な審査基準が公開されていない分、落ちた場合の原因分析が難しい側面もありますが、本記事で挙げたようなポイントと照らし合わせながらPDCAを回すと次はよい結果につながりやすくなります。めげずにトライしてみましょう!

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