
いざアフィリエイトをはじめようと情報を探していくと、「アフィリィエイトは儲からない」という記事に出くわし、出鼻をくじかれる人は少なくありません。
実際、収益をあげられない初心者を多く見かけます。
ここでは、アフィリエイトで失敗する典型的な失敗のパターンを紹介します。それを避けてアフィリエイトで成功できる確率を高めましょう。
アフィリエイトは儲からない?それとも稼げる?
「アフィリエイトは儲からない!」「アフィリエイトでたくさんお金が稼げて贅沢な生活ができる!」といった両方の声を、インターネットでよく見かけませんか?
これからアフィリエイトをはじめる方にとっては興味深い意見ですが、いったいどちらが正しいのでしょうか?
結論から言うと、「どちらも正しい」です。
アフィリエイトでまったく収益を出せない人がいる一方で、毎月まとまった金額の収益をあげている人もいるのは事実です。
特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会が行った、アフィリエイターを対象とした「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2019」によると、まったく収入がないと答えた人の割合が29.7%いるのに対し、50万円~100万円以上が4.0%、100万円以上収入がある人も6.7%にのぼっています。(参照元:アフィリエイターが選ぶ「満足度1位のASP)
なぜこのような違いが出てしまうのでしょうか。
その主な原因として、アフィリエイトで収益を出せない初心者が、同じような失敗をしていることが多いことが挙げられます。
そのため、どうすれば失敗してしまいやすいかをよく知っておくことが大切です。
「楽して稼げる」という思い込み
インターネットでは、「アフィリエイトは楽をして稼げる」「誰でもその気になれば簡単に稼げる」というネット広告やアフィリエイト教材の宣伝広告を見かけることもあるでしょう。
そのような宣伝文句を初心者が信じ、アフィリエイトは楽をして稼げるものだという気持ちではじめてしまうと、後に非常に苦労することになります。
まとまった収入を得ている人の多くは、それなりの勉強と時間と労力をかけ、アフィリエイトと向き合っています。
これから新たにスタートする場合は、そんな先輩アフィリエイターのライバル達と切磋琢磨することになるのです。それなのに「楽して稼げる」と油断してかかれば、失敗は目に見えています。
なかには、広告通り楽に稼げている人もいるかもしれませんが、宝くじの高額当選を引き当てるぐらいごくまれな例と考えたほうがよいでしょう。
アフィリエイトでまとまった収益を得るためには、まず「楽して稼げる」という甘い幻想を捨ててスタートする必要があります。
ノウハウ収集で満足してしまう
巷にはアフィリエイトに関するたくさんの教材や書籍があります。
まずはアフィリエイトについて詳しく知ることが大切と、あれもこれもと書籍をたくさん買い込んだり、ネットでたくさんの知識を学習したりしたものの、たいして収入をあげられていない人のことを「ノウハウコレクター」と言います。
ノウハウコレクターの特徴は、頭でっかちになり、実践の量がともなわないことです。
情報収集で満足してしまったり、稼ぎたい気持ちが先走ってしまったり、「絶対に失敗したくない」という不安にかられたりしてノウハウコレクターになり、実作業が追い付かず失敗する初心者も珍しくありません。
アフィリエイトの知識は必要ですが、得た知識を活かして実行しなければ宝の持ち腐れです。アフィリエイトでは実践量がモノを言います。
「もしかしたらノウハウコレクターになってしまっているかもしれない」と思ったら、失敗を恐れず実践していきましょう。
ライバルが強いジャンルを選んでしまう
興味のあるジャンル、書きやすいジャンルで勝負したいのは誰でも一緒です。そのジャンルの中からアフィリエイトをはじめることは決して間違いではありませんが、それだけでは十分ではありません。
アフィリエイトで「稼げる」と言われるジャンルの中には、ライバルとなる競合が多すぎて初心者には難しいものもあります。
誰もが殺到するジャンルは大きな収益が見込める半面、ライバルが多すぎて、自分のサイトが埋もれてしまうこともあります。
小遣い稼ぎ程度の趣味ではなく、ビジネスとしてアフィリエイトに取り組みたいのであれば、ライバルはそれほど多くないが一定の需要は存在するニッチなジャンルやキーワードを探すこともひとつの選択肢です。
そのジャンルと、自分の書きたいジャンルが一致するのがベストです。
1つのサイトに集中していない
確実に収益をあげたいという思いから、複数のサイト作業を同時進行するアフィリエイト初心者もいます。しかし最初から複数サイトの収益があがるまで育てていくのは困難です。
成功体験がない段階で複数のサイトを運営してしまうと、それぞれにかけられる作業量が分散してしまい、収益があがるまで長い時間がかかってしまうことになりかねません。
最初のうちは、1つのサイトに集中して運営を続けることでノウハウや成功体験を蓄積することができます。
そうなってから記事作成を外注化して複数のサイトを同時に運用するほうが、より効率的な場合もあります。
集客ができていない
初心者の中には、閲覧者のニーズに応える魅力的なコンテンツを蓄積さえすれば、収益をあげられると考えている方もいます。
しかし実際には、いくらコンテンツの品質が高くても、SNSやアンテナサイトの活用など、SEOに適した集客ができていない状態でアクセス数を集めるのは簡単ではありません。
おいしい料理を提供するレストランも、最初は駅前でビラを配ったりTwitterやインスタグラムを活用して宣伝したりするものです。
集客のための努力が必要なのは、アフィリエイトも同じです。インターネットの特質に合わせた集客方法を学び、アクセス数を増やすことが肝心です。
コンテンツに魅力がない
これもアフィリエイト初心者によくある失敗例と言えます。
アフィリエイトにはコンテンツの量産が必要という思いから、とにかく1つでも多く作ることにこだわりすぎてしまい、コンテンツ自体の品質が落ちてしまうことがあります。
いくらコンテンツが多くても、それぞれに魅力がなければライバルには勝てません。インターネットを探せば、より品質の高いコンテンツがたくさん出てくるからです。
ライバルに勝つためにも、どうすれば閲覧者の求めるコンテンツが提供できるのかを学びましょう。
情報収集スキルが低い
アフィリエイトをする上で、正しく有効な情報を収集する能力は不可欠です。インターネットを検索すると、あふれるほどの情報に遭遇することになります。
しかしアフィリエイト関連の情報を公開しているサイトの中には、情報が古かったり、運営者が稼ぐために都合のよい情報だけを公開していたりすることもあります。
アフィリエイトで成功するためには、それらを含むたくさんの情報の中から、正しいものを取捨選択する能力が求められます。
更新が止まってしまう
アフィリエイトでは、魅力的なコンテンツを継続して追加していくことが重要です。仮にこの継続が止まってしまうと、それまでの努力が無駄になってしまいます。
とはいえ、コンテンツを継続して積み重ねていく作業は、決して楽ではありません。毎日記事を書いたり、新しい情報を収集したりといった作業は根気が必要です。
もしその負担が大きく面倒だと感じてしまえば、続けていくのは難しくなります。
特に副業でアフィリエイトをしている場合、割ける時間は限られています。睡眠時間を大幅に削ることや、遊びたい時にもパソコンに向かっている必要があるかもしれません。
次第に疲労がたまって更新が止まってしまうことも考えられます。どうすれば効率的にコンテンツを作れるか、継続してサイトを運営していくためにはどうしたらよいか、常に模索していく努力も必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はアフィリエイトで稼げないパターンを紹介しました。
当てはまる点があれば、改善⇒実行⇒再試行を繰り返しながら成功確率を上げていきましょう。
続けるための仕組みづくりや効率化の方法を考えて実践していくことが、新鮮で魅力的なコンテンツを提供し続けるためのポイントと言えるでしょう。
