タイプの異なるウェブサイト8

アフィリエイトをはじめようと思い、インターネットで調査のために検索をしていると、「ブログアフィリエイト」や「サイトアフィリエイト」という言葉を見つけることができると思います。

ここで、疑問に思うことが、ブログとサイトの違いについてです。

一般的にサイトとは、ウェブ上にあるページ全般を指す言葉で、動画を配信するサイトや商品を販売するサイトなどウェブ上にあれば、すべて「サイト」と呼ばれます。

もちろん、ブログも数あるサイトの中の1つということになりますが、アフィリエイトの視点では、ブログとサイトの違いを分けて考えています。

今回は、ブログとサイトの違いを、アフィリエイトの視点で比較しながらご紹介します。

ブログアフィリエイト

机の上にノートパソコンとグラス

ブログでは、幅広いテーマでアフィリエイトを行うことができ、特にテーマを絞らずに好きな内容で記事を執筆することができることが特徴です。

ブログは、さまざまな内容で記事を盛り込むことができるため、記事執筆の際にネタが尽きることが少なく、安定的に定期更新できる点がメリットといえます。

特に、そういった幅広いテーマで記事が盛り込まれたブログを「雑記ブログ」と呼びます。

雑記ブログで物販アフィリエイトを行う場合、記事ごとに扱うテーマが変わってくるため、さまざまな商品を記事の趣旨に添って紹介できる点もメリットといえますが、扱う商品が多岐にわたるということは、同時に各記事の関連性が低く、商品が売れ難くなってしまう、というデメリットにもつながります。

なぜなら、記事ごとに扱うテーマが違うということは、ユーザーがさまざまな検索結果からブログへ流入してくる、ということになるため、層を絞った集客が難しくなってしまうためです。

当然、記事で紹介した商品にまったく興味のないユーザーも訪問してくるため、ページビュー数に対する成約率が、どうしても下がってしまう、ということがいえます。

そこで、ブログでアフィリエイトを行う場合におすすめな方法が、ある程度テーマを絞って記事を執筆するということです。

例えば、「IT」に関するブログを作成するとします。テーマがITに絞られているため、ブログを訪問するユーザー層を、IT関連の情報に関心がある方に限定することができます。

また、「IT」といっても、そのテーマを構成する内容は、多岐にわたるため、「サーバー」や「プログラミング」など、ある程度幅広く内容を網羅でき、記事の執筆でもネタに困るということが少なくて済みます。

そして、各記事内容にも関連性をある程度確保できるため、雑記ブログよりも、ページビュー数に対する成約率を上げることができます。

このように、ブログでアフィリエイトをはじめる場合は、テーマを広げすぎないように絞ってみることが、得策といえます。

とはいえ、ブログアフィリエイトの場合は、商品を売るよりも、大量に盛り込まれた記事から生まれるページビュー数を生かしたアフィリエイトを行うことが、ベターといえます。

次章は、それについてご紹介します。

ページビュー数の多さで収益化する

パソコンと女性とグラフ

ブログアフィリエイトは、さまざまな内容の記事をたくさん投稿することになるため、ページビュー数も必然的に多くなっていきます。

しかし、同時に、興味がバラバラなユーザーによって訪問者が構成されるため、集客ができているにも関わらず、商品が売れ難くなるという欠点が発生します。

そこで、ブログアフィリエイトでは、「Google AdSense(グーグルアドセンス)」を主軸に収益化することが、おすすめといえます。

Google AdSenseとは、Googleが提供する広告配信サービスで、インプレッション数やクリック数に応じて報酬が発生する仕組みの広告のことを指します。

つまり、商品が実際に売れることがなくても、広告が掲載されたページが閲覧されるか、広告がクリックされるだけで収益に結びつく、というものになります。

Google AdSenseは、一般的にページビュー数の0.25倍の報酬が発生するといわれており、いかに、ブログに記事を盛り込んで集客につなげられるかが、勝負になってきます。

すなわち、各記事間での関連性が薄くても、集客ができているブログであれば、一定の収益が保証されるということがいえます。

これは、同時に、各記事で商品が売れなくても収益につなげることができるため、売るための文句を文中に書く必要がなく、記事執筆の自由度を高くすることができます。

このように、ブログアフィリエイトは、ページビューを生かした広告を収益化の主軸に置けるため、好きな内容で記事を執筆できることが、特徴といえるでしょう。

サイトアフィリエイト

WEBサイト画像

アフィリエイトにおいてサイトとは、ある商品に特化した内容に絞られたページのことをいいます。

一般的には、サイトはインターネット上にあるすべてのページを示す言葉ですが、アフィリエイトの視点から見た場合には、サイトとブログでは意味合いが変わってきます。

サイトアフィリエイトの場合、ブログアフィリエイトほどの記事数を必要とせず、ある一定数までサイトに記事を投稿できたら、更新ペースを落とすことができます。

ブログの場合は、広範囲なテーマを扱う都合上、ページビュー数を大量に確保しなくてはならないため、定期的に記事を更新する必要があります。

そして、サイトは、ブログと比較しても扱うテーマが狭く、ある商品に関連した内容のみで構成されており、記事には売りたい商品に関する内容を詳しく盛り込んでいるため、ピンポイントでユーザーのニーズに応えることができます。

しかし、テーマが狭い以上、売りたい商品について詳しく記事を執筆する必要があるため、執筆のためのネタが尽きやすく、調査が大変になってしまいます。

また、サイトに流入してくるユーザー層は、限られてくるため、ページビュー数を大きく稼ぎ出すことが難しくなってきますが、ユーザー層が限定されるということは、逆にメリットともいえます。

というのも、ブログほどの集客ができないとしても、訪れるユーザーは紹介された商品に強い興味を抱いている方ばかりであるため、ページビュー数に対する成約率が、必然的に高くなります。

すなわち、ブログとは逆で、少ないページビュー数で商品を売ることで収益を上げることができるのが、サイトアフィリエイトといえます。

少ないページビューで収益化する

ネットショップの画像

サイトアフィリエイトは、限定したテーマでサイトに記事を投稿していくため、必然的にページビュー数が少なくなってしまいます。

そのため、サイトは、ブログのようにページビュー数やクリック数で、収益化させることが難しくなるため、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)で取り扱っている「成果報酬型広告」を利用します。

成果報酬型広告とは、サイトに訪問したユーザーが広告をクリックしてから、実際に商品を購入して初めて報酬が得られる仕組みの広告のことです。

ユーザーの流入が少ない代わりに、ピンポイントで商品に対するニーズのあるサイトアフィリエイトでは、成果報酬型広告を利用することが、非常に有効といえます。

なぜなら、サイトに訪れるユーザーは、その商品に強い興味を示しているとはいえ、購入するか否かの判断を迷っている場合が、大半と考えられるためです。

本当に購入して損はしないのか、自分にとって必要なものなのか、という判断を模索している方が多く、サイト内の記事で必要な情報を提供することで、商品購入の後押しを行います。

また、ユーザーの背中を押すという意味では、サイトの特化したテーマで構成されているという点が、メリットになっています。

というのも、サイトを構成する記事は、どれも紹介する商品をテーマにした内容のものばかりのため、多角的に訪れたユーザーの疑問を解消できます。

そして、疑問を解決できたユーザーは、商品を購入しようと決意できるため、サイト内の広告から購入に踏み切ってくれます。

このように、サイトとは、特定の商品に対して、複数の記事で多角的に解説することで、できるだけ多くのユーザーから成約を獲得するように構成されています。

こういった点で、ブログアフィリエイトとサイトアフィリエイトは、一見すると似ていますが、実は真逆の戦略の上で成り立っている、ということができるでしょう。

アフィリエイト初心者にはブログがおすすめ

BLOGの文字画像

アフィリエイトをはじめたばかりのときは、記事の執筆に慣れていないため、どうしても執筆に対するハードルが高くなってしまいます。

そこで、アフィリエイト初心者は、まず、ブログから開始することがおすすめといえます。ブログは、好きなテーマで記事を執筆できるため、初心者でも記事執筆に対するハードルを低くでき、継続する上でプラスになります。

また、ブログは、記事の数でページビュー数を稼ぎ出さなくてはならないため、どうしても記事を書き続けなくてはなりません。

つまり、記事を多く投稿しなくてはいけないということは、必然的に記事執筆が継続され、習慣化につながる、ということがいえます。

そして、記事が増えてくれば、わずかでも収益にもつながってくるため、モチベーションを上げる助けにもなります。そういった観点から、ブログは、アフィリエイト初心者におすすめの媒体といえます。

とはいえ、初心者がサイトアフィリエイトからはじめることもできます。サイトアフィリエイトからはじめる場合は、自分にとって興味がある商品を選択することが大切になってきます。

売れそうな商品を選んで記事を書くこともできますが、興味のない物について文章を書くことは辛いことであり、なかなか文章がひらめきません。

記事の執筆に慣れてくれば、興味のない商品についても、長い文章で記事を書くことができますが、慣れていない段階では、途中で挫折してしまうことにもつながります。

したがって、自分が興味がある、または好きな商品についてのサイトを作成してみることが、おすすめといえます。

まとめ

ブログとサイトは、一見すると、同じものと捉えてしまいますが、アフィリエイトの視点から見れば、全く逆の戦略の上に成り立っているもの、ということに触れました。

今回の内容を総括すると、ブログアフィリエイトは、扱うテーマを広く設定し、記事をより多く投稿することで、より多くの集客につなげるという特徴のビジネスでした。

一方、サイトアフィリエイトは、扱うテーマを限定して、そのテーマで一貫した記事を投稿することで、訪問するユーザー層を限定し、購買につなげるという特徴のビジネスでした。

いずれも、ページのデザインや機能を見て、ブログとサイトの境界線を設けることは、難しいですが、戦略の違いからブログとサイトというように、呼び分けを行っているといえます。

本記事が、アフィリエイトをはじめようと考えている方の参考になれば幸いです。

(画像はイメージです)

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