
アフィリエイトといえば、「ブログ」のイメージが多いと思います。ブログは、定期的に記事を投稿していくことで、ページビュー数が増える事で報酬が得られるようになります。
誰でも始めやすいブログはアフィリエイトに適した媒体ですが、実は、ブログ以外にもアフィリエイトを行える媒体は多く存在します。
今回は、アフィリエイトができる媒体についてご紹介します。
目次
サイト
サイトは、ブログも含めたインターネット上に存在するページすべてを指す媒体です。
ブログは通常、ウェブ上にメモや自身の考えを綴るためのサイトのことであり、サイトは、ブログの要素を持たないウェブサイトのことを指すと考えていいでしょう。
しかし、ブログもサイトも、デザインや仕様の面で、境界線が曖昧なため、明確に分けて考える必要はありません。
とはいえ、アフィリエイトの視点から見た場合、サイトとは、ブログよりも具体的なテーマで、売りたい商品に特化した内容のページで構成している媒体といえます。
サイトでアフィリエイトをするメリットは、売りたい商品に特化した内容で構成されているため、ピンポイントで、商品を求めているユーザーを集めることができます。
例えば靴に特化したウェブサイトは元から「靴が欲しいユーザーが訪れる」ため売れやすいですよね。
そのため、ブログと比較しても商品が売れやすく、報酬に結びつきやすい、という特徴があります。
しかし、デメリットは、扱うテーマが商品に特化する以上、その商品について詳しく調べ上げる必要が出てくるため、制作前の調査や準備が大変になってしまう、という点が挙げられます。
アフィリエイトとしても成り立ちますが、どちらかというと個人事業主や会社として商品を売る方に適しているため事業に近いイメージです。
Twitterは、Twitter上で直接に広告を貼ってアフィリエイトを行うわけではなく、Twitterから自身のブログに対して集客を行うための媒体です。
現在、TwitterをはじめSNSを利用するユーザーは、かなりの数に及び、アカウントに一定量のフォロワーをつけることができれば、自身のブログにかなりのユーザーを呼び込むことが可能です。
また、フォロワー自身が、リツイート機能を使用することで、フォロワーのフォロワーからという具合に爆発的な流入も期待できます。
当然、ブログに訪れたユーザー数が多ければ多いほど、掲載された広告に興味を持つユーザーも現れるため、収益にもつながってきます。
さらに、Twitterは、一人で複数のアカウントを所持できるため、所持したアカウントのすべてにフォロワーをつけることができれば、さらなる報酬も見込めます。
このように、Twitterとは、直接アフィリエイトを行うわけではなく、ブログなどの他媒体の宣伝役になってもらう媒体といえます。
とはいえ、Twitterアカウントのフォロワーを増やすには、ノウハウと時間が必要になってくるため、すぐに結果を出ないことが、難点ともいえます。
Facebookも、Twitterと同じく、自身のブログに多くのユーザーを集めるために利用します。
Facebookは、「友達」登録いているユーザーの投稿がタイムラインに表示されるため、投稿からブログに流入する、というメリットがあります。
また、FacebookもTwitterと同じく、定期的に投稿してカウントを育てる必要がありますが、実名性である分信用されやすく、拡散されやすいことも利点といえます。
一方で、デメリットは、まるで営業しているような印象を与えてしまい、実名で他のユーザーから嫌われてしまうところが難点です。
Twitterのように複数のアカウントを所持できれば、嫌われてしまった場合のリスクをすぐにでも回避できますが、実名性のFacebookでは、アカウントは1つしか持てないため、宣伝にも特に気を使わなければなりません。
メールマガジン
メールマガジンも、TwitterやFacebookと同じく、ブログへ集客するために利用します。
ブログに新しく記事を投稿しても、検索エンジンからの流入だけでは、ページビュー数も限られてきてしまいます。
もっとも、検索エンジンからの流入だけでも、十分なページビューを得ることはできますが、より瞬間的にページビューを上昇させるためには、メールマガジンの活用が有用といえます。
ユーザーが、一度、メールマガジンに登録してしまえば、登録者に対し、ブログ更新の旨を一斉に通知することができるためです。
また、アフィリエイトに関して、商品をブログ記事と併せてメールマガジンでも繰り返し宣伝することができ、成約にも結びついてきます。
とはいえ、メールマガジンの運用は、大変手間がかかり、ネタ切れを起こしやすい点がデメリットといえます。
執筆まえの調査に慣れていない内は、難しい運用を強いられるでしょう。まずは、記事の執筆に慣れてからはじめてみることが、おすすめといえます。
また、メールマガジンを活用するためには、ブログ記事の内容を充実させなくてはなりません。ユーザーが、記事内容に興味を持って初めてメールマガジンの機能が活かせるためです。
そういった観点からも、メールマガジンを利用することは、記事の執筆に慣れてからの方がいいでしょう。
PPC
PPC(Pay Per Click)とは、クリックごとに支払いが発生する広告媒体のことで、検索エンジンで検索結果を表示したときに、「広告」と記されたリンクが、これに該当します。
PPC広告のメリットは、お金を払うことで集客を簡単に行える点です。
ブログの場合は、記事をいくつも投稿し、かつ検索エンジンに評価されるまで待たなければいけないのに対し、PPC広告ではこの集客フェーズを回避することができます。
とはいえ、PPC広告は、ユーザーにクリックされて初めて報酬が支払われるため、表示しておくだけでは報酬が発生しないどころか、広告費によってマイナスになってしまうところです。
アフィリエイトをはじめたばかりの方は、PPC広告の利用は避けた方がいいでしょう。ある程度収益を上げられるように成長してから実践することが得策といえます。
また、ブログによるアフィリエイトと違い、コンテンツをある程度まで育て上げれば放置しても収益を生むものではなく、常に集客のためにキーワードを選定し、広告出稿を行わなければならない点が、デメリットといえるでしょう。
動画
動画は、現在主流になりつつあるアフィリエイト媒体です。代表的なものでは「YouTube(ユーチューブ)」が挙げられます。
YouTubeでは、動画の合間に広告を入れることでアフィリエイトを行うことができます。
広告の種類も5秒後にスキップできる広告や動画下部に表示されるバナー型のものなど、さまざまな広告を載せることができます。
また、YouTubeでアフィリエイトを行う場合は、「動画収益プログラムのご案内」という内容のメールを運営側から受け取らなければならず、誰でもすぐに、はじめられるわけではありません。
通常、動画を数本YouTube上にアップロードした後に、同案内が送られてくることになるため、YouTubeでアフィリエイトを行いたい場合は、動画を1本アップロードする必要があります。
また、YouTubeに動画をアップロードするためには、まず、自分自身のチャンネル(アカウント)を設ける必要があります。
広告収入に関して、動画の再生回数の約10分の1が支払われることになるため、視聴者やチャンネル登録者が、増えるように内容をよく検討する必要があり、参入の難易度は高いといえます。
とはいえ、動画上でアフィリエイトを行うのでなく、既にあるブログでのアフィリエイトを主軸として、動画を宣伝目的で利用するという手段もあります。
例えば、ブログ記事の内容を詳細に説明するために、YouTubeに動画をアップロードして、ブログ上に埋め込むことで集客につなげることもできます。
同時に、動画の再生数が延びたなら、動画に広告を貼るということもできます。動画に限らず、臨機応変に媒体を利用することが大切です。
まとめ
現在、アフィリエイトは、さまざま媒体を駆使して行われている熱いビジネスです。今回は、ブログ以外のアフィリエイトに適した媒体についてご紹介しました。
厳密に独立したかたちでアフィリエイトを行うことができるのは、ブログと動画の2つの媒体です。
メールマガジンやSNSなどの媒体は、あくまでも、ブログや動画の宣伝のために利用するもの、という位置づけと考えて問題ないでしょう。
アフィリエイトを行う際は、まずブログで記事更新を続けつつ、連動してSNSやメールマガジンを駆使した宣伝活動に取り組んでいくことをおすすめします。
アフィリエイトは、ブログだけではなく、様々な組み合わせによって相乗効果を生むやすいため、しっかり目的を持って準備していくことが大切です。
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