足場板に置かれたスマホとノートPC

広がるネットビジネス、アフィリエイトは悪?

紙に書かれたBAD GOODの文字

インターネットがあらゆるシーンで生活に不可欠なインフラとなって久しく、いまやそれなしではどんな仕事も暮らしも成り立たないレベルにまで浸透しているといえます。

1日のうちで一度もオンライン環境を利用しなかった、インターネット由来の情報に触れなかったということがあるかどうか、最近の自身の生活を振り返ってみれば、その存在感がいかに大きなものかすぐに理解されるでしょう。

世界中のあらゆる人や地域を対象に、こうして不可欠で当たり前の、空気のような存在として広がり、かつての不可能を可能に変えてきたインターネットは、

その幅広い応用可能性と強い浸透力、人口カバー力をベースに、多くの新たなビジネスを生むものともなりました。

こうしている今このときにも、また新たなネットビジネスがどこかで生まれている可能性は高く、今後も多様化と複雑化が進んでいくことでしょう。

アフィリエイトのイメージ

比較的古くから存在し、今もなお注目と関心を集める認知度の高いものの代表的なものに「アフィリエイト」があります。

乱立するネットビジネスの中では、ビジネスモデルも明快かつシンプルで安定したものとなっているアフィリエイトですが、一般にはあまりいい印象をもたれていない傾向がみられます。

アフィリエイトを誘うのは詐欺と注意を喚起する話や、アフィリエイターはクズだとする「アフィカス」なる言葉などに、実際に触れたことがある方も多いでしょう。

この文章を読んでいるあなたも、やっていることがとにかく胡散臭い、参加して月収100万円を稼いでいます!など自慢げに語るアフィリエイターの怪しいことといったらこの上ないと、アフィリエイトに悪いイメージをもたれているかもしれません。

しかし、アフィリエイトビジネスそのものは、非常に合理的でクリア、メリット・デメリットはもちろんあるものの、メリットがデメリットを大きく上回る仕組みになっており、

きちんとしたやり方で手をかければ、それだけの対価が正当なかたちで十分に得られるものです。

調査会社として定評のある矢野経済研究所の資料をみると、アフィリエイト市場は安定して堅調な成長を記録しており、今後も規模を拡大させていくと見込まれてもいます。

このように社会的に認められていることはもちろん、むしろ期待のビジネスのひとつとなっているのです。

悪いイメージで語られるように、それが詐欺ばかりの世界であったり、そもそも稼げないお金の回らない仕組みであったりするなら、市場成長の安定推移は確認されないでしょう。(参照:矢野経済研究所発表資料

ではなぜアフィリエイトにマイナスのイメージがつきまとうのでしょうか。

せっかく興味関心を抱き、チャンスを前に挑戦しようとする皆さんが、得体の知れない“悪”のイメージから、みすみす好機を逸してしまうのは、もったいないことです。

そこで今回は、アフィリエイトに否定的な印象が広がりやすい所以と実態について考え、あふれる情報に惑わされず、より的確に判断していただけるよう、資料を提供したいと思います。

健全なビジネスとは?アフィリエイトで起きていること

ビジネスマンが握手

マイナスイメージの原因を探る前に、まず実際のアフィリエイトビジネスがどのように回っているかを簡単に確認しておきましょう。

広告主は自らの扱う商品やサービスの認知拡大・売上増などを目指し、広くネット上に広告コンテンツを掲出してもらい、関心のある層へアプローチする機会を効率よく得るため、アフィリエイトを利用します。

手数料を除けば、効果が発生した分だけ費用を支払えば良いため、無駄なく自由な規模で露出を図れます。

広告主の依頼を受け、アフィリエイトのプラットフォームを管理・提供するASPが、登録アフィリエイターに案件を紹介します。ASPは販促効果が高まるほどに自社収益も伸びていく手数料ビジネスで成り立ちます。

広告を掲出するアフィリエイターは、自らブログやホームページといったメディアを運営し、対象商材を紹介するかたちで広告主のビジネスを助けます。

直接商品を販売・提供することはありませんから、開発・設備投資の必要性や在庫リスクを抱えることなく、成果が発生するたびに報酬を得られます。

このように売り手側は、少なくともみな低リスク・省コストで高い効果が望めるWin-Winの関係にあります。

では一般消費者・ユーザー側はどうかというと、自身が知らなかった商品やサービス、手にして豊かになれるものと出会える機会が増えたり、欲しい商品について役立つ情報をより幅広い視点から得て検討材料を増やし、満足のいく選択につなげられたりといったメリットを享受できます。

販売元の公式情報だけでは満たされないニーズを、インターネット上の情報が引き受けることは、アフィリエイトに限らずもはや常となっているでしょう。

こうしてみると、アフィリエイトでは、売り手側を回すアクター、一般消費者・ユーザーのいずれも損をしておらず、皆が何らかのメリットを享受しています。

これで市場が活性化していくならば、それこそ健全なビジネスの発展であり、全く真逆の評価、悪い印象がついていくのは、実に不思議なことです。

アフィリエイトの悪印象を作るのは?

鬼の仮装をする女の子

 

ネズミ講との混同

アフィリエイトが紹介料を得るというビジネスモデルであることから、“紹介”ビジネスであるという共通点をもって、違法なネズミ講と混同した理解をしてしまっている方も一部にあるようです。

しかし、この2つは全く異なるものです。

ネズミ講は正式には無限連鎖講と呼ばれ、まずある人が金品を支払って会員になります。会員になると、新たな会員を紹介してつくり出すごとに紹介料が入るとされます。

そして次の会員を勧誘するよう指示し、親会員から子会員へ、子会員から孫会員へ、創始者をトップに階層構造をなし、利益を分配していく、上部が儲かり、下部は儲からないことが仕組み化されたものです。

必ず儲かるなどともちかけられますが、実際には自転車操業的に配当が回され、上部のごく一部だけが集まった金銭を独占、多くの会員が多額の経済的被害を受けるようになるため、現在の日本では行為そのものが違法とされています。

これに対し、アフィリエイトに階層構造はなく、会員となることや勧誘が指示されることは決してありません。

あくまでもアフィリエイターが広告主の販促活動に任意で参加し、あらかじめ定められた成果が発生したと認められた場合に、ASPを介して、その貢献への対価として報酬が得られるという仕組みす。

違法性のあるビジネスではありません。

アフィリエイターを騙す詐欺的案件がある

アフィリエイトビジネスが魅力的であることをつき、「これさえ知れば誰でも100%月100万円儲かるアフィリエイト」などといったキャッチコピーで、

実際はほとんど中身もない情報商材を購入させ、その後は何もサポートしない、およそ詐欺といってよい広告コンテンツが、オンライン上には広がっています。

他にも、アフィリエイトで寝ていても莫大な額を稼げるなどと、本やセミナーなど高額な購入契約をさせる詐欺は、さまざまな手法で十分な知識のないアフィリエイト初心者を狙って横行しており、冷静に考えれば明らかに怪しいのですが、騙されてしまう人も絶えない状況があります。

こうしたアフィリエイターが被害者となる詐欺が存在することから、アフィリエイトそのもののイメージが、何か騙されそう、危険といったところに帰着している面があるのです。

皆が楽に稼げるという誤解

500万円の偽札をひけらかす

前項目のアフィリエイターを狙う詐欺とも関連していますが、ブログを開設するだけで、すぐに誰でも楽々稼げるといったアフィリエイトを勧める謳い文句は、誤解を招くものといわざるを得ません。

「アフィリエイトは稼げない」と主張する向きもありますが、これもそもそもはこの何もしないで楽に稼げるかのような誇張表現による誤解が種になっていると考えられます。

アフィリエイトは誰でも手軽に始められ、リスクが低いという特徴をもっていますが、まっとうなビジネスであるからこそ、収益をあげるためには、

やはり相応の努力と工夫、継続が必要です。

価値あるページに育てるため、最新動向を踏まえながらノウハウや手法を学び、地道にその実践と情報コンテンツの充実化を継続すること、更新作業を怠らず、ユーザー視点で改善を重ねて続けていくことができるアフィリエイターが、安定した報酬を得ていくことができます。

とくに開設当初はコンテンツも少ない状態ですから、やるべきこと、学ぶべきことが非常に多く、しかもまだ価値を花開かせるにいたっていないため、成果を出せない時期が、どうしても一定期間続いてしまいます。

アフィリエイトでは、この期間に脱落してしまう人が多く、その経験者から“稼げない”とレッテルを貼られてしまうのです。

見えないところで努力を重ねている成功アフィリエイターの事例から、自分も簡単に稼げると誤解し、先述のような詐欺商材に引っかかってしまう人、

稼げない嘘ビジネスだと文句を言い立てる人、こうした人たちの声がアフィリエイトのイメージを悪化させてもいます。

軌道に乗れば、それ以降の負担はある程度軽減され、一部収益の自動化を図ることも可能ですが、何もせずすぐに皆が稼げるわけでは決してありません。

電子空間の特質性とお金を稼ぐことに対する意識

リアルな現実世界で見て取れる労働を汗水流して行い、収入を得ることに比べ、インターネット上という電子空間、仮想空間の活動から収入を得る、金銭を生み出すこと自体に怪しさや不信感を覚える人は、今なお少なくありません。

目に見えない世界に警戒心をもつのは、人間の習性上仕方がない面もあるでしょう。

ネットビジネスの歴史が浅いこと、法整備が追いついていない面から、新しいタイプのトラブルがその都度報告されてきたことなども影響していると考えられます。

しかしこれは、あくまでも知識不足による偏見であって、アフィリエイトの仕組みや実情を正しく知れば、誤解であると分かるでしょう。

もう1点、日本に顕著で特有な傾向として、お金を稼ぐことがまるで悪いことであるかのように認識されやすいという点も指摘できます。

実際はビジネスでお金を増やし、税金を納めて経済活動の発展に寄与すれば、社会的な貢献度も高いはずなのですが、平準化を好む空気や妬みから、高額報酬を得ているだけで色眼鏡で見られてしまうことがあります。

稼ぐ本人ですら、“お金儲け”に悪いイメージをもっている場合もありますが、それではビジネスは成功しません。

市場があって生まれた価値は価値として認め、対価としてきちんといただく、それを目指すのは当然で何ら悪くないと、根本から意識を変えていく必要もあるのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか。アフィリエイトがなぜ悪いイメージで語られやすいのか、その原因について背景を含め考えてきました。いずれも正しい知識が不足していることによる誤解が強く働いていることがうかがわれます。

問題のある一部の事例をもとに、全体を“悪”と排除してしまうのは誤りであり、それこそ改善すべき姿勢です。

きちんとした方法で、しっかり稼げるアフィリエイターをぜひ目指してみてください。

(画像はフリー素材ぱくたそより)

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