木の看板にSEOの文字

サイトやブログを作成する場合、アクセス数アップを目的としてSEO対策に力を入れますが、そのSEO対策の一つとして「タイトルを32文字以内に収める」というものがあります。

タイトルを32文字に収めることは意外と難しく、「タイトルがたった32文字では記事の内容を表現できない」と考えることもあるでしょう。

しかし、SEO対策に限らず、ユーザーの視点からみた場合、タイトルは32文字を鉄則とすべきなのです。

タイトルの付け方について気になること、知っておきたいことをまとめました。

タイトルは32文字が鉄則の理由は?

サイトやブログのタイトルをつける場合、いろいろな情報を盛り込みたいと考えているうちに、タイトルが長くなってしまう場合があります。

しかし、SEO対策やユーザーの視点で考えた場合、タイトルの文字数は32文字以内が適切といえます。その理由についてみていくことにしましょう。

検索画面で表示されるのは32文字以内

タイトルの文字数を32文字程度に抑えたい理由は、検索画面でタイトルが表示される文字数が32文字前後であるためです。

例えば、「節約 方法」をGoogleで検索すると、以下の通りとなります。

 

検索で1位に表示されたのは「節約のスゴ技 10年で1000万円を貯める主婦(夫)の技‐知って...」となりますが、タイトルの後ろ側が途切れた形となっています。

タイトルの前半部分を読めば、「何年でどれくらい貯めたか?」ということは分かるものの、このタイトルには続きがあります。

場合によっては、ユーザーの心に刺さるワードがタイトルの後ろ側に隠れていることも考えられ、ユーザーのアクセスを取りこぼす原因となっているかもしれません。

次に「節約術」でGoogle検索すると以下の通りとなります。

ここで検索1位となっているのは、「楽しい節約生活を!簡単に100万円貯めるための節約術12選」です。

このタイトルは32文字以内に収まっており、筆者が伝えたいことがコンパクトにまとまっています。

ユーザーとしてもタイトルを読むことで記事の内容をつかみやすい点がメリットといえるでしょう。

SEO対策として効果的

 

また、タイトルを32文字以内とすることでSEO対策につなげやすくなります。

SEOとは、あるワードについて検索したときに、そのワードについて適しているサイトが上位に配置される仕組みのことで「検索エンジン最適化」と呼ばれています。

かつて、SEOの上位に入るための条件として「検索画面に表示されたタイトルのワードが考慮される」というものがありましたが、現在では、検索画面に表示されたワードに限らず、検索画面から見えない部分のワードも含めて考慮されるようになりました。

そのため、タイトルの文字数は32文字を超えても問題はないと考えてしまいがちですが、できる限り、タイトルの文字数は32文字を超えないようにしなければなりません。

なぜなら、実際に検索してサイトにアクセスするのはユーザー自身であるためです。

SEO対策の一つとして「アクセス数を増やすこと」があげられます。

アクセス数が高いサイトは、必ずしも検索の上位に配置されるとは限らないものの、アクセス数が高いほど、検索の上位に配置される傾向がみられます。

その理由として考えられるのは、「アクセス数が高いサイトほど、検索ワードと関連性の高いサイトである」と検索エンジンが判断することです。

つまり、32文字以内で端的な内容のタイトルを決めておけば、ユーザーがクリックする確率が高まり、サイトへのアクセス数が増えるため、結果的にSEO対策につながりやすいといえるのです。

アクセスアップが期待できるタイトルの付け方は?

ビジネスイメージひらめき

サイトやブログが上位に表示されるためには、クリックしたくなるようなタイトルをつけて、サイトへのアクセス数を増やすことが有効であると説明しました。

具体的には、どのようにしてタイトルを決めれば良いのでしょうか。

タイトルに「関連性の高いワード」を含める

アクセスアップを狙うのであれば、タイトルに「関連性の高いワード」を含めることが重要となりますが、そのワードを探すためには「Googleサジェスト」を利用しましょう。

Googleサジェストとは、Googleの検索窓にあるワードを入れると、それに関連したワードが一覧で表示される機能のことです。

例えば、「タピオカ」と関連性の高いワードを探すために、Googleサジェストを利用してみます。

この場合、タピオカに関連したワードとして上位にきたものとしては「新宿」、「カロリー」、「ミルクティー」があります。

つまり、タピオカに関する記事で上位を狙うためには、これらのキーワードのいずれかを含めたタイトルとすることが効果的といえるのです。

また、Googleサジェストは、2つの単語を並べてもそのワードに関するキーワードが表示されます。

SEO対策の効果を高めるために、そして、ユーザーが目を引くタイトルをつけるためにも、ぜひ活用してみましょう。

キーワードはできるだけ前に入れる

また、キーワードはできるだけタイトルの前に入れます。その理由は、検索エンジンがタイトルの前にあるワードほど重要であるとみなすことが多いためです。

例えば「タピオカ 新宿」をキーワードとするのであれば「新宿のタピオカ人気店10選」とすると効果的です。

検索エンジンは、タイトル内に「新宿」と「タピオカ」が前にあるため、重要度の高いサイトであると判断しやすくなります。

また、それ以上に大切なことは、ユーザーの視点から見て思わずクリックしたくなるタイトル名をつけることです。

「新宿のタピオカ人気店10選」というタイトル名は、キーワードが盛り込まれている上に端的で分かりやすく、しかも「人気店」というワードも入っているので、ユーザーの心をくすぐるタイトル名といえます。

数字が入ると具体性がアップ

アクセスアップが実現するタイトルをつける方法としては、数字を入れることがあげられます。

タイトルに数字が入ることによって、ユーザーにより具体的なイメージを与えることができます。

先ほど、「タピオカ 新宿」をキーワードとしたタイトルの例として「新宿タピオカの人気店10選」をあげましたが、ここで、「人気店10選」という数字が入っています。

一口に新宿のタピオカ店といってもたくさんのお店がありますが、ユーザーとしては、その中でも特においしいタピオカが味わえるお店を選びたいと感じることでしょう。

ここで、「人気店10選」としてタピオカ店を厳選しておけば、おいしいタピオカを味わいたいというユーザーのニーズに応えやすくなります。

さらに「新宿タピオカの人気店10選 2019年秋に行きたい!」というように、もう一種類数字を追加するとより効果が高まります。

「2019年秋に行きたい!」と数字を含ませると、「期間限定」が感じられる雰囲気となりますが、人間の心理としては「期間限定」という言葉にひかれやすく、行動するきっかけにつながります。

タイトルに数字を含めることで具体性が高まり、行動しようかどうか迷っているユーザーを後押しすることになるのです。

タイトルを決めるときはユーザー目線を重視

笑顔でスマホを操作する女子高生

 

サイトやブログのアクセス数を増やすためには、SEO対策にのっとってタイトルをつけることが有効といえます。

しかし、SEO対策に特化しすぎると、ユーザーが読みたいと思えるタイトルではなくなり、アクセス数が減って、結果的に本末転倒となってしまうこともあり得ます。

そのような状況を防ぐために、ユーザー目線に基づいたタイトルの付け方を紹介します。

分かりやすいタイトルが基本

ユーザーにとって親切なタイトルとは、分かりやすいタイトルであることです。

先ほど、「新宿タピオカの人気店10選 2019年秋に行きたい!」というタイトルを紹介しましたが、端的で分かりやすいタイトルとなっています。

なぜなら、「2019年秋に行きたい!」というストレートな表現を含ませているためです。分かりやすいタイトルに仕上げるためには、遠回しな表現よりも、直球で勝負する方が最適といえるでしょう。

分かりやすいタイトルであるため、「人気の高い新宿のタピオカ店に、2019年秋までに行ってみよう」というように、ユーザーを後押しする効果が期待できます。

ユーザーの問題を解決するタイトルにする

また、ユーザーの問題解決につながるタイトルにすることも効果的といえます。

ユーザーがネットで検索する理由は、その多くが「問題を解決するため」です。

ネット上にはたくさんの情報が集められており、適切に検索すれば、情報を簡単に得ることが可能となっています。

逆の見方をすれば、サイトやブログにユーザーの問題を解決できる内容を載せておけば、アクセス数のアップが期待できることになりますが、そこでポイントとなるのが、タイトルの付け方です。

効果的なタイトルの付け方としては、問題解決が簡単にできそうなイメージを持たせる方法があげられます。

なぜなら、人間は誰しも、物事をできるだけ簡単に済ませたいという気持ちを持っているからです。

ユーザーがタイトルを見て、「なんだか面倒そう」と感じてしまえば、サイトの本文が優れていたとしても、面倒そうなタイトルを見ただけでそのサイトを離れてしまいます。

問題解決が簡単に感じられるタイトルにするには?

問題解決が簡単にできそうなタイトルは、どのようにつければ良いのでしょうか。

先ほど、節約術に関する検索で「楽しい節約生活を!簡単に100万円貯めるための節約術12選」というサイトのタイトルを紹介しました。

冷静に考えれば、100万円貯めることは難しいことといえます。

しかし、上記のタイトルでは「節約方法がたくさんあること」を「節約術12選」というタイトルで説明しており、これらの節約術を利用することで、100万円を貯めることは「簡単」と言い切っています。

単純に「簡単に100万円貯める」と書かれているだけでは、理由がないために無理だろうと考えてしまいがちですが、最後に「節約術12選」と付け加えることで、ユーザーは「効果的な節約方法があるのかもしれない」と考えることでしょう。

このように、一見すると難しい内容であっても、問題解決ができる理由を添えておくことで簡単に解決できるように感じられます。

まとめ

タイトルを32文字以内とすることが鉄則である理由は、SEO対策に限らず、コンパクトにまとまっているタイトルであるために、ユーザーが内容を理解しやすく、アクセス数の増加につながるためです。

それによって、結果的に検索の上位に表示されやすくなります。

サイトやブログの作成では、アクセス数アップのためにSEO対策が重視されていますが、それよりも大切なことは、ユーザーが求めている記事を作成することではないでしょうか。

ユーザーの問題を解決しよう、という心がけを持ってサイトやブログを作成することは、検索の上位に表示される方法とはかけ離れているように感じられますが、結果的は王道といえるのです。

(画像は写真ACより)

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