パソコンとスマホのレスポンシブ画像

Webサイトのレスポンシブデザインを導入したいと考えているけれど、そもそもレスポンシブデザインとは何か、導入にメリットがあるのかがいまいち分からず、導入に踏み出せない方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Webサイトのレスポンシブデザインの概要やメリット、また注意点について詳しく解説していきます。

レスポンシブデザインとは

レスポンシブデザインとはPCやスマートフォン、タブレットなど、webサイトを使う機器のディスプレイサイズに最適化された、デザインに変化するwebサイトのことです。

近年は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が普及したこともあり、特に注目されています。レスポンシブデザインは扱いやすさやユーザビリティの面で優れており、実装も比較的簡単なので、多くの企業が導入されています。

レスポンシブデザインは、端末のディスプレイが特定のピクセル数(ブレイクポイント)で表示を変えるコードをCSSに入力することで、端末にあったデザインで表示する仕組みになっています。

レスポンシブデザイン実装のメリット

端末のディスプレイサイズによって、最適化されたデザインを表示してくれる、とても扱いやすいレスポンシブデザインですが、どういった点でメリットを発揮するのでしょうか?主な理由が4点ありますので、それぞれ詳しく紹介していきます。

Webサイトの管理工数を削減

1つのページで複数のデバイスに対応させられるため、Webサイトの更新工数を削減することができます。以前はPC版とモバイル版の2つのサイトを更新するのが一般的で、相当な手間がかかっていました。

また、何らかの原因で表示エラーが出てしまった場合には、2つのサイトを照らし合わせながら、エラーチェックを実施する必要がありました。しかし、レスポンシブデザインにすれば更新工数を半分に減らせますし、エラーが発生した場合にも1つのサイトを改善するだけで良いので、手間を削減するという意味では大きなメリットがあります。

ページ表示スピードの向上

レスポンシブデザインは、ページを表示する際のリダイレクト時間が掛からず、サイトを表示するスピードが上がるというメリットもあります。

リダイレクトとは、サイトをクリックした時に、自動的に他のURLに飛ばすことを意味します。例えば、URLやドメインの変更があった場合に、この機能を使って変更先のURLに飛ばします。従来のPCとモバイルの2ページで運用していた時は、このリダイレクト方式を使ってデザインを分けていました。

この方式を適用すると、リダイレクトの際に若干のラグが生まれてしまい、ユーザーにストレスを与えてしまいます。しかし、レスポンシブサイトはURLが1つで、リダイレクト方式を使っていないので、ユーザーはストレスを感じることなくサクサクと閲覧できます。

効率的なアクセス解析が可能

同じページ内容を複数ページで管理するリダイレクト方式の場合、アクセスログが複数デバイスに残ります。一般的にアクセスログで、どのページがどのくらい見られているかを参考にして、Webサイトのアクセスを増やす改善策を考えることになるでしょう。

しかし、複数のデバイスにアクセスログが残ると言うことは、どのページがどのくらい見られているのかをデバイスごとに集計して、1つずつ照らし合わせる作業が必要になります。これには相当な時間を必要としますし、とても大変な作業になると考えられます。

一方、レスポンシブデザインの場合は複数デバイスを1つのページで確認することができるので、効率的により簡単に分析することができるでしょう。

結果としてSEOで高評価となる

Googleの開発者ガイドにおいて、レスポンシブサイトが推奨されているという事実があります。なぜ、レスポンシブが良いとされるのでしょうか。

結論を先に言うと、キーワードは「モバイルフレンドリーであること」です。

モバイルフレンドリーとは、モバイル端末表示に最適化されていることで、拡大しなくても読みやすい文字サイズである、横のスクロールがない、ボタンが押しやすいなど、私たちがWebサイトをモバイル端末で見た場合に使いやすいと感じる状態のことです。

もちろんユーザーが使いやすいため、高評価になると言うこともありますが、もう1つの要因として、Googleクローラーが迷わないという理由もあります。Googleクローラーとは、Google上にあるWebサイトを巡回しているロボットのようなもので、クローラーは巡回したWebサイトが適切なサイトであるかどうかを判断しています。

リダイレクト方式のサイトの場合、最低でも2つのURLが存在し、内容がほぼ同じものになるので、クローラーがミラーサイトと勘違いしてしまいます。結果として、Webサイトの評価は上がりづらく、SEO的にも評価は下がってしまいます。そのため、モバイルフレンドリーなレスポンシブデザインは、SEOの観点からもメリットが大きいです。

Googleウェブマスター

出典元:Google ウェブマスター向け公式ブログ

レスポンシブデザイン導入時の注意点

とはいえ、レスポンシブデザインが完璧かといえば、そうではありません。いくつか押さえておくべきポイントもあります。しかし注意点があるとしても、レスポンシブデザインはメリットが大きいので、ここで注意点をしっかりと把握しておきましょう。

スマホでの表示が優先される

レスポンシブデザインは、スマートフォンで閲覧することを前提にデザインを決めていくので、パソコンやタブレット端末ではデザインが崩れてしまう可能性も考えられます。

PCファーストのデザインの場合は、PCを基準にデザインを決めて、そこからスマートフォンやタブレットに適応していく流れになりますが、スマートフォン基準の場合は、小さな画面から大きな画面に適応する流れになるので、おのずとデザインの自由度は下がってしまいます。

そのため、端末ごとの兼ね合いがうまくいかないという状況に陥りがちなので、スマートフォンを基準にする場合でも、PCやタブレットに適応させられるのかを考えながら、デザインを決定していく必要があります。

端末ごとの細かなデザイン設計が必要

複数の端末に対応するという大きなメリットもありますが、それゆえ端末ごとの特徴を考えた、精密なデザイン設計をすることが求められます。

例えば、タブレット端末のように、縦向き・横向きの両方で表示する可能性が高い端末のデザインを考える際に、それぞれの状態でデザインが崩れてしまわないかを気にかけながら、デザインを考えなければなりません。

結果的にHTMLやCSSが複雑になり、エラーが起きてしまう可能性が上がることも考えられるので、デザイン設計する際には注意が必要です。

まとめ

レスポンシブデザインを導入することで、SEOに効果的なWebサイトを作ることが可能です。もちろん注意すべき点もありますが、例えばアフィリエイトサイトを運用していて、収益を上げたいと考えている方にとって、SEO対策は必須だと思います。そういった時に役立つレスポンシブデザインの導入を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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