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Wワーク経験者が急増中 失敗しない副業の“コツとリスク”
今年2月にロート製薬が、社外での副業を認める「社外チャレンジワーク制度」の導入を発表したことが話題になった。また、2015年にエン・ジャパンが人材派遣情報サイト「エン派遣」のユーザー4233人に調査した結果でも、57%が「ダブルワークの経験がある」と回答。過去最高の水準となっている。ただ、副業といっても月数百万を稼ぎだすつわものもいれば、うまくいかずに疲弊するだけでなく、赤字になってしまうケースもあるのが現実だ。
そこで、実際に会社員として勤めながら、副業をしている人たちに話を聞いてみた。まずは空いた時間を使ってアフィリエイトで稼いでいるという40代会社員のNさん。
「パソコンがあれば誰でもできるのが魅力で、会社のある日は一日1~2時間、休日には3時間以上、時間を使ってやっています。コツコツ稼げる仕組みをつくることがポイントなので、わからないことを検索しながら、成功するまで地道に続けられるかが重要です」
アフィリエイトで稼げる額は月5000円から、多い人では300万円ほどという。ただし、Nさんは10年前に、同じアフィリエイトで痛い目を見ているという。
「『1日10分の作業で月収100万円』といった、いかにも簡単に稼げるような謳い文句に誘われて、1万~5万円くらいの情報商材を購入したことがあります。数十万円もする『高額塾』というものも存在し、一度それに20万円ほどかけましたが、稼げませんでしたね」
こうした情報詐欺に近いものに投資して結局、赤字に終わってしまう人も少なくないという。
もうひとり、30代会社員のKさんは、不動産家賃収入で年間1000万円を稼ぐつわもの。
「平日空いている時間にネットで物件検索。土日に物件を内覧して、物件購入をします。購入時とリフォームにお金はかかりますが、お客さんがついたらやることは少ないのが魅力です」
ただ、こちらもリスクはつきものだという。
「予想外にリフォーム代がかかり、ピンチになったことも。人口減少によって住み手がつかなくなっていくのもリスクだと思います」
会社員を対象に主にネット関連の副業の講師をしているOさんにも、副業に向く人・向かない人のパターンを聞いたので、表を参考にしてほしい。
食品や嗜好品だけでなく国民年金保険料も上がった今、リスクを踏まえたうえで賢く稼いで将来に備えよう。
日刊ゲンダイより転用