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東京市部の年収1000万円世帯と平均年収、1位稲城市
ゆかしメディアは、総務省のデータを基に、東京23区外の各市部の平均年収と年収1000万円以上の世帯の比率を試算した。その結果、稲城市の平均年収が唯一600万円を超えて最も高く、年収1000万円比率は高級住宅街を抱える三鷹市が16.30%と最も高かった。
世帯平均年収は次のとおり。
1 稲城市 607万円 13.82%
2 三鷹市 587万円 16.30%
3 武蔵野市 580万円 13.17%
4 国分寺市 579万円 11.63%
4 町田市 579万円 11.21%
6 国立市 573万円 11.97%
7 府中市 573万円 10.98%
8 小平市 569万円 11.13%
9 小金井市 566万円 11.73%
10 西東京市 560万円 10.86%
10 多摩市 560万円 10.44%
以前に紹介した23区の平均世帯年収と、世帯年収1000万円以上の比率は次のとおり。
1 千代田区 788万円 24.70%
2 港区 757万円 21.93%
3 中央区 709万円 20.30%
4 文京区 673万円 18.14%
5 目黒区 673万円 18.14%
6 渋谷区 664万円 16.95%
7 世田谷区 649万円 16.44%
8 杉並区 607万円 13.42%
9 品川区 593万円 11.83%
10 練馬区 585万円 11.49%
稲城市は23区にあてはめると、数字上は杉並区と同等レベルということになる。あまり、マスコミに取り上げられる機会がない都市だが、三鷹、武蔵野、国分寺など人気のJR中央線勢を押さえての1位となった。
稲城市は東京都西部の多摩丘陵にあり、神奈川県川崎市との県境に接してもいる。
繁華街もなく風俗店もない良環境に、新宿から京王線の特急で30分程度でアクセスできる。
多摩ニュータウンの開発にあたって最後に切り拓かれた住宅地が、稲城市の向陽台。最近は若葉台というエリアが開発されており、電線が地中化されている先進的な街づくりが行われてもいる。
駅前の様子は子連れが多く、学習塾が並ぶ。宅地、マンションの開発が現在進行形で行われており、まだ空き地も目立つ。ある子連れの20代主婦は、以前は23区に住んでいたというが、出産を機に引っ越したという。「都心へのアクセスの良さと環境の良さ」で稲城を選んだそうだ。ちなみに、眺望も良く、天気が良ければ横浜なども一望できるという。
また、アクセスは、新宿だけでなく、横浜、川崎にも近く、住宅選びでは川崎市麻生区などと競合となるようだ。子育てや住宅関連の手当なども見て、稲城市を選んだそうだ。
ちなみに、稲城市は年収1000万円以上の世帯の持ち家比率が91.65%と高い。また、過半数の世帯が年収500万円以上となっており、アッパー層が多い新興タウンと言うことができそうだ。
財政の健全さを測る指数である、財政力指数(1以上で合格)は、稲城市は0.94。1を下回ってはいるものの、全国的にも高い水準にあり、千代田区の0.80と比べても高い水準にある。ちなみに、武蔵野市1.65、府中市1.34、調布市1.35、港区1.19などが目立つ。
今後の将来性についてだが、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、東京都内で2040年の人口が最も伸びるのは、中央区の14.4%で、それに稲城市が9.4%で続く。アッパー層にとっては、マンションを購入してアーバンライフを送る中央区、それに対して一戸建てを購入して好環境で暮らす稲城市という図式になりそうだ。
他に中央区との比較では、文科省の地震調査研究推進本部が、土地の表層に近い部分の揺れの大きさを数値化した「表層地盤増幅率」で見ると、稲城市は1.23と安全水準に対して中央区は2.28だった。1.5超が注意喚起レベルだという。
稲城が輩出した有名人には、「機動戦士ガンダム」のメカニックデザインを行ったデザイナーの大河原邦男さんがいる。
他の自治体の平均年収と年収1000万円以上比率は次のとおり。
瑞積町 553万円 9.07%
調布市 552万円 10.14%
日の出町 552万円 8.58%
あきる野市546万円 7.81%
日野市 543万円 9.76%
昭島市 538万円 7.39%
東久留米市537万円 9.13%
青梅市 536万円 8.40%
羽村市 533万円 8.75%
八王子市 529万円 8.67%
立川市 529万円 7.79%
東村山市 526万円 8.81%
狛江市 520万円 9.01%
清瀬市 520万円 8.36%
東大和市 512万円 10.24%
福生市 493万円 7.35%
武蔵村山市432万円 4.81%
「ゆかしメディア」より引用