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悪徳業者の電話、浮気現場の隠し撮りも…副業するなら「音声起こし」が手堅い
日経平均株価が2万円を超え、大手企業の夏のボーナスは91万円……。でも、多くの人はいまだ景気回復の恩恵を受けることができていない。少しでも収入を増やしたいと思ってアフィリエイトや転売などの副業をやってみても、時間ばかりかかってほとんど利益にならない……。そんななか、手堅く稼げて人気の副業が「音声起こし」だ。
以前は「テープ起こし」と呼ばれていたが、今や“テープ”ではなく、ICレコーダーやスマホで録音したり、動画音声をPCに取り込み起こす方法が主流となっている。時間に余裕がある主婦層からの人気が高い副業だが、近年は会社員や、弁護士のたまご、大学生、シニアなど、老若男女問わず仕事をしているという。オールアバウトの「SOHOで働く・在宅ワーク」でガイドを務める宮田志保さんは、こう説明する。
「以前は芸能人のインタビューなどの仕事もありましたが、今は少なくなりました。代わりに増えているのが、“怪しげな仕事”。例えば、悪徳業者や浮気調査などの電話音声、隠し撮り、政治家と官僚が話している電話音声、荒れに荒れている株主総会、裁判寸前の会社同士が打ち合わせをしている内容など。ICレコーダーが小さくなり、スマホでも鮮明に録音できるようになったことが、いろいろなタイプの音声が増えた理由です」
日本に来ている中国の犯罪組織に情報を提供している日本人に取材している音声というのもあったとか。ただ、これらは特殊な例で、通常は会議や講演会、取材、口述など、真面目な仕事が圧倒的に多いという。
「音声起こしのほかにも、文字反訳、速記情報処理などの専門会社があり、そこに登録(トライアルあり)すれば、在宅で仕事をすることができます。音声起こし技能能力の判定を目的とした『音声起こし技能テスト(R)』という1000点満点の検定が今年から始まり、この検定で高得点を得ていれば仕事を受注しやすくなるでしょう」
この技能検定を企画しているのが、音声起こしを発注する専門会社や仲介業者で構成されている「音声起こし活用推進協議会」。会員企業は、この検定を採用の基準として考えているという。
「『音声起こし技能テスト(R)』のサイトを見れば、会員企業ページとリンクしているので仕事探しにも便利です。専門会社に登録する時には、必ずトライアルや面談がありますから、そのときにスコアが高得点であることはもちろん、テストを受けたという姿勢自体も好評価につながると思います」(宮田さん)
では、気になる報酬は?
「音声の録音状態や内容により変わりますが、一般的な報酬は1分100円程度から。クライアントと信頼関係がつき直接取引できるようになれば、必然的に報酬も高くなります。英語に強い人は医療系学会などの音声起こしで重宝されますし、地方在住者は方言に強いのが売りになります」