ホーム > ピックアップニュース
ピックアップニュース
- 企業が副業解禁に期待していること
- フルタイムの仕事と副業 両立させるために知っておきたい5つのこと
- 日本とアメリカ「副業で稼げるか否か」の大差
- 「副業しない?」公務員に“解禁”じわり広がる 農家手伝い、神楽舞い手…人手補う
- すでに50%の企業が副業解禁!有意義な副業はこうやってつくり上げる
- ネットで自分の特技を売る時代 副業におすすめのスキルシェア
- PayPayキャンペーンで金儲け狙うも…失敗したサラリーマンの嘆き
- 副業が会社にバレたらどんな制裁があるか
<< 900万円以上の年収を得たとしても幸福度上がらず? 驚きの研究結果 | 夫婦で年収2000万円超でも破綻の危機「1円でもいいから貯金したい」 >> |
【貧困女子のお部屋訪問】年収200万円以下の現実
風俗街で知られる西川口駅で、築30年・家賃5万円のアパートで暮らす坂口美穂さん(仮名・26歳)。テレビはないが本棚にはさまざなジャンルの小説やCDがならぶカルチャー女子。質素ではあるが整理整頓されている。
「お金がないから、部屋で古本読んでるだけです。毎月のように自転車操業で、読み終えた本が溜まったら売りにいきます」
人生にミソが付いたのは、高校卒業後から6年近くアルバイトで勤めていたクリーニング店の倒産だ。その後派遣で医療系の会社に勤めるも、職場でイジメに遭い、続かなかった。生活に困窮しはじめたときに、自宅近くの風俗店の看板が目に入った。
「私、太っているので『ぽっちゃり専門店』でしか働けなくって。料金は60分1万円で、私に入るのは約半分。マニア店だから需要が少なく、8時間待機しても2人しか客は来ない。月収は手取り15万円ぐらいですね」
風邪や生理時は出勤できないため、さらに稼ぎが減ってしまう月もある。コンビニでバイトしたほうがよほど稼げるのでは……。
「でも、クリーニング店は安い時給の体力仕事だったし、60分で稼げる風俗を経験してマジメに働くのがバカらしくなった。まぁ、エッチなことが好きなのもあるけど」
そういって笑うが、現実は笑えない状況だ。親類の保証人になったことで、借金200万円を背負い、債務整理中だという。さらに受難は重なる。
「夏に体調を崩して2週間仕事を休んだことで、家賃を2か月滞納中で。呼び鈴が鳴る度に大家さんかな?とビクビクしています」
小さな希望は、店で知り合った交際歴半年の彼氏。風俗の仕事に反対するなど、彼女のことを真剣に考えているようだ。
「でも、いまの仕事をやめても、次の仕事が見つかるまで私を経済的に支える力は、彼氏にもない。こんな仕事をしているうちは結婚できないだろうし、そのうち捨てられるんじゃないかな」